解体工事の用語集

新しく建設する時、敷地に古い家屋があると解体工事が必要です。

近隣環境に迷惑をかけないように工夫する事も重要です。

そして、大量の廃棄物が生産されて地球環境問題に対する考慮も大切です。

様々な法律によって、解体工事がスムージに行っていきます。

最近は、一括見積もりで大きなコスト削減をする事ができます。

解体業者同士が競争しているので、見積や工事内容の差があります。

目次

木材の用語集について

①分別解体

建設資材廃棄物を種類ごとに分別しながら計画的に行う解体です。

解体工事は、分別解体の手法をする事が建設リサイクル法で義務付けられています。

 

②手解体

別名は、手壊し解体です。

人間がバールを使用して部位ごとに解体する事です。

スペース問題で重機が入れない場合に有効です。

 

③一般廃棄物

家庭や事務所などから排出されるゴミです。

基本的に区域内処分です。

処理責任者は、市町村です。

 

④産業廃棄物

別名は、産廃です。

事業活動によって生じるゴミです。

売却ができなくて不要になったモノも含みます。

処理責任者は、排出事業者です。

ちなみに、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法です)に定められています。

 

⑤チップ

解体工事で生じる産業廃棄物の木が細かくなったモノです。

柱や梁などの木材が細かく砕かれて、リサイクル処理されたタイプです。

 

⑥アスベスト

別名は、石綿です。

天然の鉱物繊維です。

耐久性、耐薬品、耐熱性などに優れています。

空気中に飛散した場合は、吸収すると肺がんや悪性中皮腫などの原因に繋がります。

現在は、製造、輸入、使用、譲渡、提供が禁止されています。

つまり、家を解体する際は要注意です。

 

⑦ガラ

コンクリートを粉砕した時の破片や建築廃材です。

建設リサイクル法の特定資材です(リサイクルが義務付けられています)。

コンクリートの場合は、コンクリートガラとして有名です。

 

⑧整地

土工事で掘った土砂を運出や残土などを埋め戻して地盤面を平らにする事です。

 

⑨切り離し工事

全部壊す事ではなく、1部を壊す工事です。

 

⑩斫り

コンクリートを砕いたり、削ったりして壊す事です。

解体工事の法律について

①産業廃棄物管理票

別名は、マニフェストです。

不法投棄を防ぐ為に産業廃棄物の発生現場、

中間処理場を経て最終処分所まで処理の流れをまとめた票です。

 

②建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律

別名は、建設資材リサイクル法、建設リサイクル法です。

一定規模以上の建築物、工作物の建設工事で解体する際のアスファルト、コンクリート、

特定資源などの廃棄物を分別して、資源ごとに再利用する事を解体業車に義務付ける法律です。

 

③建物滅失登記

建物を解体した時、登記簿を閉鎖する為に行う登記です。

1ヶ月以内に法務局で行う事が義務付けられています。

 

④建物取毀証明書

別名は、建物取壊証明書です。

建物を壊した事を証明する証明書です。

滅失登記の時に必要な書類です。

壊した本人である解体業車が記入します。

解体工事の解体道具について

①ラフター

別名は、ラフテレーンクレーンです。

運転室で走行とクレーン操作ができる車両建設機械です。

前後独立でタイヤが動きます。

つまり、狭い場所に入りやすくなります。

 

②バール

L型の金属製の工具です。

重いモノの下に差し込んで、てこの原理で持ち上げます。

基本的に解体工事、釘抜きなどに利用されています。

 

③ユンボ

別名は、バックホウ、油圧ショベル、パワーショベルです。

キャタピラが付いている車両建設機械です。

主に解体工事、土の掘削に利用されています。

 

④鉄骨カッター

鉄骨を切るハサミ風の部品です。

ユンボのバケットに取り付けます。

 

⑤2tダンプ

砂利や土砂などの運搬に特化した特装車です。

荷台を油圧シリンダーで傾斜させて積荷を排出します。

 

⑥4tダンプ

土砂や砂利などの運搬に特化した特装車です。

2tダンプを使用すると、運搬回数が異なるので見積りが変わります。

 

⑦猫車

コンクリートのガラや土砂を運搬する時に使用する手押し一輪車です。

 

⑧コンクリートクラッシャー

コンクリートを砕くハサミ風の部品です。

ユンボのバケットに取り付けます。

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