トイレットペーパーの基礎知識【初心者講座~上級者講座】

リサイクルして地球環境問題対策に繋がる日用品の代表格である

トイレットペーパーは、回収した牛乳パックから生まれています。

そして、円筒タイプや巻き取りタイプが主流です。

さらに、シングル巻きタイプ(重ねない1枚モノです)と

ダブル巻きタイプ(2枚を重ねるモノです)があります。

ちなみに、3枚重ねモノであるトリプル巻きタイプも存在しています。

目次

トイレットペーパーの基礎知識について

トイレットペーパーは、排泄時の汚れを清拭目的で利用されている紙です。

別名はトイペ、トイパ、トレパなどです。

そしてトイレットペーパー1個の重さは、150g(グラムです)です。

さらにトイレットペーパーの幅は、114mm(ミリメートルです)です。

ちなみにトイレットペーパーを1個作るのに必要な牛乳パックの数は、6個程度です。

 

●ポリフィルム…防湿フィルムや防水シートの事です。

 

●パルプ…木材の中にある繊維を集めたモノです。

紙を製作する為の原料です。

 

●クレープ…シワの事です。

トイレットペーパーの工場見学について

①牛乳パックを回収します。

圧縮して回収された牛乳パックがまとめられて工場へ運ばれます。

そしてリサイクルの原料は紙コップ、牛乳パックなどです。

ちなみに牛乳パックを採用される主な理由は、使用している紙が上質で繊維が長いからです。

 

②ポリフィルムを除去します。

運ばれてきた牛乳パックを粗く裁断します。

その後、タンクに運ばれて1時間程度煮沸と撹拌します(殺菌作業も同時に行われます)。

さらに高速で円筒形の網が回転するタンクに運ばれて、

遠心力で紙が細かなパルプに分解されます。

そして同時にポリフィルムも細かくちぎれながら、パルプから分解されます。

網の目の細かい機会に移されて、パルプのみになっていきます。

 

③抄紙化します。

残ったパルプを金網のローラーに吹き付けて、瞬時に脱水します。

パルプを載せた金網のローラーとフェルトのローラーが接触します。

そしてパルプは表面張力によって、濡れたフェルトのローラーに移ります。

パルプに熱風を当てて乾かした後、刃風の銅板でローラーからはがします。

ちなみに、クレープが紙に付きます。

クレープによって、紙が巻き取り方向へ引っ張られても破れにくいです。

 

④包装をしていきます。

エンボス加工(肌触りを良くする工程です)をしながら、

刃が付いたローラーの間に紙を通して、一定の間隔をおいてミシン目を入れます。

さらに、トイレットペーパーの芯に空気で紙を密着させて巻き取ります。

その後、1ロールの長さでカットされて、皺で接着していきます。

トイレットペーパー1個の幅に切り分けられた後、ベルトコンベアで運ばれて包装して完成です。

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