高層ビルの基礎知識【初心者講座~上級者講座】

都会に行くほど商業施設やマンションなどが一望できます。

そして高層ビルの建設は、多数の専門工事が関わっていて従事する人も多いです。

基本的には、基礎工事が終わった後にタワークレーンを駆使して上階を積み上げていきます。

骨組みの積み上げと外装工事や内装工事を並立して効率的に建設していきます。

さらに不動産関連は、成長性が大きく関わっていきます。

目次

高層ビルの基礎知識について

超高層建築物は、6階以上のビルです(高さが31m以上のビルです)。

別名は、超高層ビルです。

そして基礎工事は、建物の重量を支えて建物の不均衡な沈下を防ぎます。

さらに解体方法は、主にカットアンドダウン方式を採用する事があります。

カットアンドダウン方式は、だるま落としです。

これは、下の階から解体する新しい工法です。

1階部分の壁や床などを解体します→2階の床の高さに足場を作って2階部分の壁などを解体します→

1階部分の柱を切ってジャッキで支えます→ジャッキを縮めて全体を下げます。

これらを繰り返す事で、安全性や廃材のリサイクル率が向上します。

 

●直接基礎…固い地盤の上にコンクリートを敷いて建物の重量を支える基礎です。

●杭基礎…固い地盤まで杭を打ち込む基礎です。

高層ビルの工場見学について

①基礎工事と地下工事

複数の専門工事が連携して建設をしていくので、

工事を円滑に進める為に基礎コンクリートと地下斜体の構築をしていきます。

現場の周りの仮囲いや工事事務所を設置するなどの仮設工事をします。

その後、測量や基礎工事を行います。

地面から建物の重量を支える硬い地盤までが浅い場合は直接基礎、

深い場合は杭基礎を行う事が多いです。

そして、基礎の底の深さまで掘り下げて砂利を敷きます(地盤を敷き固めていきます)。

その後、基礎の配筋を行います。

基礎のコンクリートを打設して基礎工事が完了すると、地下部分の骨組みを設計していきます。

②地上工事

タワークレーンで鉄骨を吊り上げて数階分ずつ骨組みを形成していきます。

ちなみにタワークレーンは、ビルの規模によって台数が異なります。

地下から組んできた鉄骨柱を梁で繋いで、同様に上に延ばしていきます。

その後、タワークレーンを最下階に組み立てます。

タワークレーンが複数の場合は、

ブーム(タワークレーンの腕に当たる部分です)が衝突しないようにセンサーが付けられる事があります。

敷地面積が広いビル建設の場合は、タワークレーンが並行して作業をします。

③タワークレーンのクライミングと解体

タワークレーンで鉄骨を吊り上げて柱組みをします。

ほぼ同一の平面形が何階分も続く場合は、下の階から順次骨組を組んで床と壁を作ります(積層工法です)。

地上で鉄骨をブロックに組んで上階にあるタワークレーンで吊り上げて、

上でブロックを組み立てる事によってクレーンの上げ下ろしの回数を減らす事ができます。

ちなみに積層工法は、工事が終わった下の階から内装工事などを並行してできるので工期を短縮化できます。

さらに4階分程度組み上がると、クレーン自体が上に上がって再び同じ工程を行います。

タワークレーンが所定の作業を終えると、小さなクレーンを組み立てて降ろしていきます。

この作業を数回繰り返して、最終的に小さなクレーンをエレベータで降ろします。

④外装工事と内装工事

骨組みができた階は、あらかじめ工事で作られた外装であるカーテンウォールが設置されます。

そして、外装作業に移ります。

天井裏や壁の中の空調、電気、上下水道などの設備工事を行います。

設備工事後は天井、壁、床のボード張り、塗装、

クロス貼り、カーペットの敷機などの仕上げ工事を行います。

最後にビル周りの通路、建物の周辺の工事、

床にコンクリートを打ってタイルを貼るなどの仕上げ工事を行って完成です。

高層ビルの基礎知識【初心者講座~上級者講座】” に対して1件のコメントがあります。

  1. コニシマサトシ より:

    6階以上を超高層建物とは言わないのでは、6階建で31mになる建物はほぼないです。

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