下水道の基礎知識【初心者講座~上級者講座】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
   

汚れた川や海の水を綺麗にするには時間が掛かります。

自然の恵みである水を利便性良く利用した施設が下水道です。

下水道の整備がなかなか進まなかった時代は、汚水が川や海にそのまま流されてしまいます。

しかし、下水道が整備されていくと汚れていた川や海がだんだん綺麗な水になっていきました。

現代の下水道は、地球の環境を守る為に大切な役割を担っています。

下水道の基礎知識について

下水道は、雨水や汚水を地下水路に集めて公共用水域へ排出する為の施設です。

別名は、水処理です。

衛生的で綺麗な都市や町に住む事ができるのは、下水道の恩恵が大きいです。

そして、大雨や自然災害によって水が都市部や農村部に溢れにくい仕組みを確立しました。

下水道の大きな特徴は汚染処理、環境保全、浸水対策などです。

 

汚染処理…食事、お風呂、トイレなどによって大量の汚水を処理します。

日常生活で使用される汚水を効率良く綺麗にしていきます。

日本人1人が1日に生活で使用する水の量は、約290ℓ(リットルです)です。

基本的に汚水は、下水道管を通じて下水処理場に流れていきます。

下水処理場は、汚水を処理する施設です。

環境保全…汚水を綺麗にする事で川や海に流して生態系を維持しやすいようにしています。

浸水対策…雨水を集めて川や海に流して住宅に水に浸からないようにしています。

雨の被害を少なくしてくれる効果があります。

下水道の種類について

下水道管に流れている水は、雨水や汚水に分類されています。

主に2つの水を利便性が良く水を流す仕組みが2種類あります。

 

合流式下水道…雨水や汚水を同じ1つの下水道管を流す仕組みです。

晴れた日は、汚水を下水処理場に集められて水を綺麗にしていきます。

弱い雨の日は雨水と汚水を集められていきますが、

強い雨の日は下水処理が間に合わなくなってしまうので川や海に雨水と汚水が混じります。

川や海などが汚れないように1時的に雨水を貯める為の場所に集められます。

その後、貯めた雨水は晴れの日に下水処理場で綺麗にしてから川や海に流します。

分流式下水道…雨水と汚水を別々にして下水道管に流す仕組みです。

汚水は汚水管を通じて下水処理場に集まって、雨水は雨水管を通じて川や海に流れていきます。

大雨の場合は、汚水を流す汚水管に影響が少ないので安心です。

しかし、雨水は下水処理場を通らずにそのまま川や海に流れるので、

弱い雨の日も汚れを一緒に流れてしまいます。



下水道の歴史について

紀元前5000年頃、メソポタミア文明が栄えて下水道が設立されるようになりました。

紀元前2000年頃、インダス文明が栄えて下水道が設立されるようになりました。

紀元前600年頃、古代ローマ時代に下水道が設立されるようになりました。

奈良時代、平城京に下水きょ(排水溝です)が設立されるようになりました。

平安時代、和歌山県にある高野山に日本式水洗トイレ(野玄式便所です)が設立されるようになりました。

1350年、ヨーロッパで伝染病であるペストが流行しました。

1370年、フランスのパリに下水道が設立されるようになりました。

1740年、フランスのパリで環状大下水道に設立されるようになりました。

1848年、イギリスのロンドンで伝染病であるコレラが流行しました。

ドイツのハンブルクに下水道が設立されるようになりました。

1858年、アメリカ合衆国のシカゴに下水道が設立されるようになりました。

1863年、イギリスのロンドンに下水道が設立されるようになりました。

1900年、旧下水道法が制定されました。

1914年、イギリスで最初の処理場が設立されるようになりました。

1922年、日本初の下水処理場の運営を開始しました。

1958年、旧下水道法を改正して下水道法(現行です)が制定しました。

1967年、公害対策基本法が制定しました。

1993年、環境基本法が制定しました。

2014年、水循環基本法がしました。

汚水の深刻な問題について

水が汚れているほどBODの数値が高くなります。

Biochemical Oxygen Demand(生物化学的酸素要求量です)は、水の汚れの濃さを表す指標です。

生物化学的酸素要求量は、微生物の水の汚れを食べて分解する時に必要な酸素量です。

基本的に1ℓ(リットルです)につき5mg以下(ミリグラムです)が理想的な数値です。

10mg以上の場合は、臭いにおいが発生し始めます。

魚が綺麗な水で住めるくらい綺麗にする為には牛乳(200mℓ)は10杯の水、

てんぷらの油(500mℓ)330杯の水、味噌汁(200mℓ)は4.7杯の水、

醤油(15mℓ)は1.5杯の水、マヨネーズ(10mℓ)は8杯の水が必要です。

 
 
    

Thank you

検索から探す

カテゴリーから探す

ニュースレター