プチ整形の基礎知識

若者は、美容外科手術に比較的抵抗が少ないです。

特に顔の印象が大きく変わる事も抵抗感が少ない傾向が強いです。

しかし、親世代は抵抗感が根強いです。

他人に隠したがる傾向が強く、手術結果よりも自然な変化を求めている人が増えています。

そして手術自体に対する偏見は、減少傾向です。

さらに現代美容外科手術は、コンプレックスが解消されて

人生が豊かになった人も目立ってきています。

ちなみに、若い世代でも親世代に相談したら反対されたケースは少なくないです。

プチ整形の基礎知識について

プチ整形は、心理的抵抗感を減らす事を目的にした治療です。

大きな特徴は、短時間、痛みが少ない事、入院や通院が不要な事、

元に戻しやすい事、他人に気が付かれにくい事、低価格などです。

つまり、簡単な施術です。

一般的に日本人は、西洋人よりも鼻が低いです。

鼻を高くしたい願望が女性に多く見られます。

鼻のプチ整形について

パラフィンや蜜蝋などを混ぜたモノ、液体シリコンなどの質の悪い材料の注入を容易に使用して

トラブルが引き起こした事例が目立っています。

そして形が悪化しても、1度注入したモノを取り出す救済手術は、

元々の組織と注入物の癒着があります（簡単ではないです）。

つまり、注入術は危険である認識が広まって、取り出すのが比較的容易な

シリコンプロテーゼ（人工軟骨です）を埋入する方法が主流です。

 

シリコンプロテーゼは、将来的に合併症を引き起こす可能性があります。

ちなみに合併症は、手術や検査した事が原因となって起こる病気です。

体が埋入物を異物として埋入物の周囲に被膜を形成して痛みを生じる事があります。

そして被膜拘縮は、体の自然な免疫反応の1つです。

シリコンプロテーゼの代わりに自分の耳や肋骨などの軟骨や筋膜を使用する方法もあります。

 

鼻を高くしやすい隆鼻術があります。

主に鼻根部、美尖部、美背部などにヒアルロン酸を注入する施術です。

ヒアルロン酸は、すぐに体内に吸収されて2ヶ月程度や3ヶ月程度で効果がなくなっていきます。

そして色々な物質を混入して、吸収速度を遅らせら薬品が作られました。

混入物は、骨に近い成分であるハイドロキシアパタイトです。

ヒアルロン酸やハイドロキシアパタイト自体は、一般的に安全なモノです。

アレルギー反応や被膜になりにくいです。

つまり、ハイドロキシアパタイトを混入する事で吸収されるまでの時間が長くなります。

吸収速度は一定ではないので、追加接種が必要なケースもあります。

隆鼻術の弱点について

注入物が血管を圧迫したり、血管に入る事で他の器官がダメージを受けたり、

組織が壊死したりする事が起こる可能性があります。

大きな原因は、患部が鼻根部の解部学的にリスクが高い部位だった事、注入物の量などです。

血管の走行は、個人差があるので合併症リスクもあります。

 

2016年、鼻の皮下注入による失明事件が発生しました。

主な原因は、鼻根部に注入した量が多すぎて硬くなった注入物が

周囲の重要な血管を圧迫した事や注入物が眼の血管に入った事などなどが考えられています。

つまり、注入物自体がリスクの高いモノになるケースがあります。

対策案は、使用する素材が厚生労働省の承認を受けたモノを確認する事です。