鉛筆の基礎知識【初心者講座~上級者講座】
小学校で使用される事が多い鉛筆は、文房具の代表選手です。
そして鉛筆は筆記、製図、描画、書写などに幅広く利用されています。
特に相方である消しゴムと組み合わせる事によって、自由自在に絵を描く事ができます。
基本的に消しゴムを使用して消す事ができるので、公的な書類などには向いていません。
しかし硬い芯は、背筋と同様に芯が強い人に好かれやすいです(笑)
ちなみに日本で初めて鉛筆を使用した偉人は、徳川家康さんです。
目次
鉛筆の基礎知識について
鉛筆は、紙に筆記する目的で利用されている筆記物です。
別名は、木筆です。
そして鉛筆の芯の硬さは、粘土が多いほど硬いです。
さらに鉛筆1本で書ける線は、約50km(キロメートルです)です。
ちなみにシャープペンシルの場合は、強度が必要なので樹脂を採用しています。
●黒鉛…炭素から生まれた元素鉱物です。
耐熱性、導電性、耐酸耐アルカリ性です。
別名はグラファイト、石墨です。
●粘土…粘り気のある土です(岩石が風化いして分解した粒子です)。
5μm(マイクロメートルです)以下の土粒子の総称です。
●インセンスシダー…檜の1種です。
主な原産国は、アメリカ合衆国です。
●スラット…鉛筆向けに加工された四角形の板です。
の工場見学について
①芯を作ります。
黒鉛と粘土に水を入れて、混ぜ合わせます(黒鉛が多いほど柔らかい芯ができます)。
そして黒鉛と粘土の比率によって、芯の硬さが決まります。
混ぜた材料を芯の太さに押し出して、長さを揃えながら1本1本切り離します。
炉で焼いて硬くした後、芯を油につけて染み込ませます(滑らかに書けるようにします)。
②周辺部分を作ります。
鉛筆の木の部分は、海外工場でインセンスシダーを加工してスラットを作ります。
スラットに、芯が入るように細い溝を付けます。
1枚の板から鉛筆を09本作るので、溝も09本彫ります。
③芯とスラットを合体させます。
スラットに接着剤をつけて、彫った溝に芯をのせます。
もう1枚のスラットを上から重ねて接着します。
鉛筆の形にカッターで削って、1本1本を切り分けます。
鉛筆に塗料を6回〜7回程度塗り重ねて、マークや文字を1本1本スタンプします。
両端を削って長さを揃えて、汚れを落としていきます。
その後、汚れや傷がないかを検査して1ダース(12本入りです)に箱詰めをして完成です。