クギの基礎知識【初心者講座~上級者講座】
そのままハンマーで打ち込むと、綺麗に嵌め込む事ができる釘は、
物作りに大きな役割を担っています。
そして、木材やボードなどで接合したり、壁などに打ち込んだりして利用されています。
さらに入手が容易で、加工性に優れています。
大量に打つ場合は、自動釘打機を使用する事で作業効率を向上します。
ちなみに、1秒に1本程度の速度で打つ事ができます。
目次
クギについて
釘は、接合金具です。
別名は、固着具です。
打ち込んでモノとモノを固定や接合したりする道具です(モノを掛けたりする事もできます)。
大きな特徴は、長さです。
材料の厚みの2.5倍が目安です(短すぎると強度が劣って、長すぎると打ちにくいです)。
用途、材質、サイズ感などによって、様々な種類があります。
主な用途として大工などに使用される釘は、丸クギが多いです。
コンクリート向け、仮固定向け、平板つなぎ向けなどがあります。
そして材質は、錆びる事で接合力が上がる鉄、
水回りなどのさびを嫌う場所で活躍するステンレス、
見栄えの良いカラークギなどがあります。
ちなみに材質が分からない時は、磁石につけて確認すると良いです。
さらに、厚みの薄い板から厚い板に向かって釘を打っていきます。
釘の種類について
●丸くぎ…一般向けの鉄クギです。
さびる事で接合力を高めていきやすいです。
頭の布目模様は、打つ時に滑りにくくする為です。
●波クギ…板を平面に並べて繋ぐ時に使用するクギです。
先端が尖った方を下にして垂直に打ち込みます。
●フロアクギ…床板向けのクギです。
胴に抜け防止のらせん状の溝があります。
頭の穴は、金槌が最後まで打ち込めない狭い所で、
穴に尖ったポンチをあてて打ち込んでいきます。
●スクリュークギ…抜けにくいクギです。
溝が切っているので、強い保持力が必要な箇所に利用されています。
●コンクリートクギ…ブロックなどに直接打ち込みができるクギです。
胴は太く、打ち込みやすい縦に溝があります。
●隠しクギ…打ち込んだ後に釘頭が取れるクギです。
強度はないので、接着剤が固まるまでの仮固定などに利用されています。
接着剤が乾いたら、色のついた頭を横から金槌で叩いて払い落とします。