産業用ロボットの基礎知識【初心者講座~上級者講座】
発展途上国で自動車や電気製品が活発化しています。
様々な分野で日本の技術が他国に脅かされてきている製造業は、産業用ロボットの出番です。
今後は、自動車や家電などの製品の輸出から
製品を作る機械を輸出する方向に移り変わっていきます。
現場で培われた技術と機能の伝承と向上が、これから必要とされるスキルに繋がっていきます。
目次
産業用ロボットの基礎知識について
産業用ロボットは、人間の代わりに作業を行う機械装置です。
大きな特徴は溶接、組立、塗装、ハンドリングなどで利用されている事です。
そして2005年には、世界出荷台数が7万3900台を突破しています。
ロボットは、関節が多くなる事で複雑な動きが可能になってきます。
多関節化を可能にする駆動部のモーター(アクチュエータです)の小型化と高性能化です。
ちなみにモータは、電動機です。
産業用ロボットの構成についてです。
●マニピュレータ…動作を行なって作業する装置です(手作業の代行ロボットです)。
●プログラミングペンダント…マニピュレータに動作を教える操作装置です。
●コントローラ…マニピュレータを動かして制御する操作装置です。
産業用ロボットの工場見学について
①組み当て
金型に溶質した鉄を流して、部品を作ります。
ロボットによって土台を組み当てて、モーターを組み込みます。
腕の位置合わせとねじ止めを同時に2台のロボットが行います。
②配線と塗装
細かい作業は、人の手によって行われます(後に自動化できるように研究開発を行なっています)。
溶接向けのロボットは、アームの内部にケーブルなどを通します。
コントローラ、プログラミングペンダントと実際に接続して、動作や性能を確認します。
その後、ロボットによって塗装を行います。
色々な角度から塗料を噴射して綺麗に塗装をしていきます。
最終チェックを受けて出荷します。