エレベーターの基礎知識【初心者講座~上級者講座】
古代ローマ時代、滑車とロープを使用して荷物の上げ下げを行なっていました。
そして、アルキメデスが考案したエレベーターシステムは、動力を使用した移動手段です。
その後、動力源は蒸気機関に利用されていきました。
さらに日本初のエレベーターは、1942年に設置された小さな荷物を運ぶ乗り物です。
ちなみに当時は、人力で動かしていました。
電動モーターや高層ビルの発展によって、利便性が高まっていきました。
蒸気機関や内熱機関などの直接駆動式がメインでしたが、現在は電動モーターが主流です。
目次
エレベーターの基礎知識について
エレベーターは、人や荷物を載せて移動させる装置です。
別名は、昇降機です。
大きな特徴は、多くの安全装置が組み込まれている事です。
建物や高さなどの設置場所に応じて、様々n方式が採用されています。
具体例は油圧式、ロープ式、パンタグラフ式、リニアモーター式などです。
乗馬ドアが完全に閉まらないとエレベーターは動かない仕組みになっています。
そして、カゴが乗場に到着しないうちは乗馬ドアは開きません。
カゴがない場合は、乗馬ドアにロックがかかる構造になっています。
さらに、重量センサーなどのセンサ類が配置されています。
乗客を事故から防ぐ安全策が講じられています。
エレベーターの種類について
●油圧式…油圧によってプランジャー(油圧ジャッキの可動部分です)を持ち上げるタイプです。
そして、プランジャーの長さと同じ程度の長さを持ったシリンダーが必要になるので、
あまり高くまでは持ち上げられないです。
具体例は低層建築物、ホームエレベーターなどです。
●ロープ式…ワイヤーロープによってカゴを上げ下げするタイプです。
主に巻胴式(ワイヤーロープを巻き取る型です)や
トラクション式(釣り合いの重りを利用した型です)があります。
現代では、トラクション式が定番です。
カゴを吊り下げているワイヤーロープの反対側の端に、釣合重りが吊り下げられています。
これは、カゴが昇れば重りが下がる仕組みです。
●プランジャー…機械や器具などを使用する際に固定や押離などに利用される機械部品です。
●シリンダー…流体を密閉した金属製の円筒です。