ドライバードリルの基礎知識【初心者講座~上級者講座】
木工作業に欠かせないネジ締めや穴あけ兼用マシンであるドライバードリルは、
目的に合わせて威力を発揮できる電動工具です。
そして従来、木の接合は釘で行っていましたが、現在はネジが主流です。
さらに、大きな穴を開ける時や数多くの穴を開ける時なども
スイッチ1つでこなしてくれます。
ちなみにバッテリー式が、初心者に取り扱いやすいです。
目次
ドライバードリルの基礎知識について
ドライバードリルは、ネジ締めや穴あけに特化した電動工具です。
大きな特徴は、繊細な作業ができるので初心者に取り扱いやすい道具です。
具体例はカラーボックス、組立家具などです。
●ドライバービット…ネジを締める部分です。
穴を開けるドリルピットがあります。
●チャック…ビットを装着する部分です。
基本的にチャックを覆っているカバーを回して、
ビットをしっかりと締め付けて固定して使用します。
●クラッチ…木ネジを絞めすぎないように調整する事ができる部分です。
穴あけをする場合は、ドリルマークに合わせて利用します。
●バッテリー…ボルト数が大きいほどパワーがあります。
しかしパワーが大きい分、サイズが大きくて重いです。
ちなみに現在は、コード式よりもバッテリー式が多いです。
●変速スイッチ…低速や高速に切り替える事ができる部分です。
●正・逆転スイッチ…ビットの回転方向を変えるスイッチです。
●スイッチ…引き具合で回転数が変わる部分です。
ハンドルを握った手の人差し指でトリガー(引き金です)を引くとビットが回転します。
ドライバードリルの使い方について
①回転をロックします。
危険防止の為、ビットを装着や交換する際は正・逆転スイッチをロックに合わせておきます。
コード式の場合は、電源をコンセントから外してからビットを装着していきます。
②チャックを緩めます。
チャックを覆っているチャックカバーを回して行います。
そしてチャックが緩んだ後、ビットを奥まで差し込みます。
③ビットを差します。
装着しているビットを引き抜いて、使用するビットを差し込みます。
④チャックを締めます。
チャックカバーを回して、チャックを締め付けていきます。
しっかり固定していないと、作業中にビットが外れるので危険です。
⑤試し回転をします。
きちんと装着しているかどうかを確認します。
ロックを解除して、スイッチを入れます。
軸がぶれずに回転する事を確認していきます。
⑥目的に応じて作業を行います。
片手でドライバードリルを持って、人差し指は常にスイッチにかけておきます。
自分にとって握りやすいグリップを採用して、他の指でグリップを握ります。
そして前向きで作業時は、常にビットがネジに対して平行になるように向けて、
足をやや縦に広げて構える事でドライバーを押してネジを締めていきます。
そらに下向きで作業時は、常にビットがネジに対して垂直になるように向けて、
ヒジの曲げ伸ばしでドライバーを押してネジを締めていきます。