自転車の基礎知識【初心者講座~上級者講座】

明治時代、海外から輸入された自転車は高級品として考えられていました。

そして高額な贅沢品と見なされて、自転車税が課せられていました。

しかし大正時代になると、価格が低下して所有者の税金に対する負担感が増しました。

自治体にとっては、貴重な収入源でしたが1958年に廃止されました。

さらに戦国時代、大阪府堺市で発足した鉄砲製造の技術によって、

金属部品加工の技術が現代のフレームやネジの製造などに応用されていきました。

目次

自動車の基礎知識について

自転車は、人力によって操作する乗り物です。

主にフレームと車輪の部分を作って、流れ作業で組み立てていきます。

基本的に70%程度で組み立てて出荷して、残りの30%程度の部品は販売店で取り付けます。

安全で丈夫な自転車にする為に入念な検査をしています。

 

●ダイカストマシン…金型鋳造法の1つです。

金型に溶融した金属を圧入して、高い寸法精度の鋳造を短期間で大量生産できる方式です。

●ハブ…車輪の中心部にある部品です(車輪の外周と車軸とを繋ぐ円形部分です)。

●スポーク…車輪の中心部品であるハブと車輪の外周部分であるリムを繋ぐです

(車輪の線状部分です)。

●リム…車輪の外周部分を支える部品です(車輪全体の形状を支えている部分です)。

●ベルトコンベア…運搬物を載せて移動させる装置です。

自転車の工場見学について

①フレーム作り

金属パイプを組み合わせて塗装していきます。

自転車の骨組であるフレームを作ります。

基本的にフレームは普通鋼、クロム、モリブデン鋼、

アルミ合金などの金属が使用されています。

数本の金属パイプをダイカストマシンに入れて鋳造します。

はみ出した部分を人の手で切り落として機械で磨き上げます。

パイプとパイプの繋ぎ目などの塗料が入りにくい部分は手で塗ります。

寸法などが図面と合っているかを確認していきます。

 

②車輪作り

フレーム作りと並行して車輪を作ります。

車輪の中心となるハブにスポークを差して、リムに留めます。

車輪の形ができるので、機械でネジを締めます。

スポークの張りが一定かどうかと張りの強さを機械で検査します。

車輪の外側にリムバンドを巻いてチューブとタイヤを取り付けて、タイヤに空気を入れます。

車輪を回転させて、ローラーでスポークを馴染ませて乗る時の状態にします。

最後に車輪を回転させて、ぶれのチェックを行って細かい調整をします。

 

③組み立て

ベルトコンベアに乗せて、部品を取り付けます。

フレーム、車輪、その他の部品などをベルトコンベアを利用して流れ作業で取り付けます。

ベルトコンベアで流れてくるフレームに、1つ1つ車輪を繋ぐ為のチェーンや泥除け、

チェーンを回す為の歯車などのたくさんの部品を取り付けます。

バラバラに作られた自転車の部品が、フレームに付けられて自転車の形にしていきます。

ほとんどの組み立てられた自転車は、ダンボール等で梱包されます。

 

④検査

新しく設計や試作した自転車、出荷する前の自転車は、

色々なテストをして不良品がないかどうかを確認します。

具体例はハンドルの強度確認試験、フレームのねじり耐久試験、タイヤの摩擦度試験などです。

万一不良が見つかった場合は、車種の製造や販売などを中止します。

ちなみにスタンド、かご、ハンドル、ブレーキ、ブレーキワイヤー、サドル、全車輪などは、

販売店で取り付けられます。

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