盆栽の種類について

盆栽は、主に木モノと草モノがあります。

そして木モノは、松柏類、雑木類、実モノ、花モノに分類されています。

盆栽の特徴を理解する事で楽しみ方が増えます。

さらに、自宅内でお花見ができます。

ちなみに盆栽は、正面から鑑賞したり、部分ごとに鑑賞したりする事ができます。

正面に立って腰をかがめながら下から仰ぎ見ます。

全体の景色を堪能した後は、各部分の趣も味わいます。

盆栽の種類について

①松柏類

具体例は、黒松、赤松、五葉松、杉、檜、杜松、

イチイ、シンパク(ミヤマビャクシンです)などです。

主な特徴は、強健で長生きするタイプが多いです。

生命力を象徴しています。

特に黒松、五葉松、シンパクは、松柏類の御三家で有名です。

 

②雑木類

具体例は、紅葉、楓、欅、ブナ、シデ類、ヒメシャラなどです。

主な特徴は、四季折々の景色が楽しめます。

春の芽出し、初夏の新緑、夏の緑葉、秋の紅葉と黄葉、冬の実樹姿です。

様々な樹形があるので、丈夫で育成しやすいです。

盆栽初心者に向いているタイプです。

幹肌、枝先の細やかさ、葉の色などの鑑賞ポイントが多いです。

 

③実モノ

具体例は、柿、花梨、キンズ、梅擬、姫林檎、檀、ピラカンサ、山査子、梔子などです。

主な特徴は、生命の営みを間近に感じる事ができる事です。

種類が豊富なので盆栽に向いています。

植物として子孫を残す為に花を咲かせます。

その後、実をつけて実を食べに鳥がきます。

 

④花モノ

具体例は、梅、桜、椿、皐月、長寿梅、木瓜などです。

主な特徴は、優しい印象と華やか印象があります。

花芽ができる時期(花芽分化です)を把握します。

ちなみに、剪定で花芽を切り落とさないように注意が必要です。

特に盆栽は、樹形が重要です。

樹形が乱れた場合は、すぐに樹形作りを優先します。

 

⑤草モノ

具体例はシラサギカヤツリスゲです。

主な特徴は、たくさんの楽しみ方があります。

基本的に草花類を盆栽に仕立てたモノです。

主に多年草と一年草を使用します。

鉢の中でじっくり持ち込んでいくと、野の景色を切り取ったイメージができます。

●単植は、1種類のみを植え込んだタイプです。

●寄せ植えは、複数の花草を合わせたタイプです。

●苔玉は、涼しげな草姿をイメージするタイプです。

●根洗いは、鉢から抜いて育てるタイプです。

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