津波の速度について
大規模な津波は、地球全体に伝達します。
1960年05月23日、チリ地震が発生しました。
チリ中部のビオビオ州〜アイセン州北部にかけての近海、
長さ約1000km(キロメートルです)・幅200kmの領域を震源域として起こりました。
地震後は、日本を含めた環太平洋全域に津波が襲来しました。
ちなみに、マグニチュード9.5を記録した観測史上世界最大級の地震です。
そして7時間程度後、メキシコ周辺の海に到達しました。
11時間程度後、アメリカ合衆国周辺の海に到達しました。
12時間程度後、ニュージーランド周辺の海に到達しました。
16時間程度後、オーストラリア周辺の海に到達しました。
さらに22時間程度後、日本周辺の海に到達しました。
目次
津波の速度について
●津波速度の公式
√gh(単位は、m/sです)=vです。
gが重力加速度、hは水深、vは速さです。
周囲の長い波は、水深によって伝達する速さが変化します。
つまり、津波は深い場所程早く伝わります。
そして海の深さは、平均で4000m(メートルです)程度です。
水深が4000m程度の場合は、時速713km程度に
なるのでジェット機の速さと同等の速さを得ます。
さらに水深が2000m程度・時速504km程度の場合は、10mで36km程度の速さになります。
結果的に津波の速さはジェット機並みです。
津波の高さについて
津波の振幅は、水深や海底の地形によって決まります。
津波の高さは、水深が浅くなる程高くなります。
速いだけではなく、大きなエネルギーを得ているので地球の裏側まで伝達する事が可能です。
大規模な地震が発生しても、水深の深い場所は津波の高さが数十m程度しかないです。
具体例は、10mの津波が発生した場合です。
範囲が数十km程度になるので、海全体が盛り上がります。
しかし、船はほとんど影響がないです。
水深が浅くなると、速度が遅くなった分のエネルギーが津波の高さに変換されます。
しかし、海底の地形や海岸の地形によって異なります。
特に海岸の地形は、影響が大きいです。
具体例は、湾の奥行き、V字形の海岸などです。
津波が1箇所に集中するので津波の高さが急激に増します(エネルギーが集中するからです)。
津波の仕組みについて
●津波の仕組み
第1波が引く前に、第2波が到達して大規模な津波に繋がります。
津波は、岩石破壊によるプレートのずれによって1度で起こらないです。
わずか1分程度の間に何回もずれが生じるからです。
つまり、津波が発生する事が多くなります。
ちなみに津波の伝達方法は、複雑化します。
第1波よりも第2波の方が高くなりやすいです。
基本的に海の波は、重ね合わせの原理が働いています。
2つの波が重なる事で波の高さは、各々の波の高さを足し合わせたモノになります。
第1波が低い時も第2波が高くなりやすいので要注意です。
