トレンチコートについて
心地良い日常生活、太陽が肌を照らして着心地の良さを考えます。
スーツの上から着用ができるコートは、様々な用途で活躍できます。
そして大きなリボン風の可愛いデコレーションがあるコートは、ウエストを細く見せてくれます。
トレンチコートは、通勤や通学などに着用できる防寒着です。
高級感があるカラーとファッションセンスが、コーディネート力を高めてくれます。
目次
トレンチコートについて
トレンチコートコートは、レインコートの1種です。
そして冬季用のオーバーコートです(外套です)。
ちなみに外套は、外衣です。
大きな特徴は、肩部分にボタン留め(ショルダーストラップ、エポーレットです)があります。
ベルトなどを掛ける事ができます。
特にウエスト部部にあるベルトは、腹部の寒風対策です。
ベルト付近にある装飾用のDリングがあります。
ちなみにDリングは、水筒などをぶら下げる為のベルトに付けられたD字型の金具です。
その他には、双眼鏡、水筒などを吊ったりしていました。
エポーレットは、水頭や双眼鏡などのストラップが滑り落ち帽子策として取り付けられたモノです。
元々は、階級を示したバッジでした。
さらに防寒対策として、襟元にチン・ストラップという帯が付いています。
その他に肩に縫い付けられているストームフラップがあります。
ストームフラップは、当て布です(雨だれ防止策です)。
主なトレンチコート生地の原材料についてです。
●ギャバジン…耐久性が高い素材です。
●ウール…吸湿性が高いです。
●合成繊維…シワになりにくい素材です。
主なトレンチコートの種類について
●メンズ・トレンチコート…男性向けのトレンチコートです。
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●レディース・トレンチコート…女性向けのトレンチコートです。
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●ドレス・トレンチコート…ドレスアップに適したトレンチコートです。
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●カジュアル・トレンチコート…カジュアルなトレンチコートです。
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●スポーティ・トレンチコート…スポーツ用のトレンチコートです。
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トレンチコートの歴史について
第1次世界大戦時、イギリス軍が欧州戦の際に開発された軍用コートが起源です。
当時は、防寒や防水対応した軍事用コートが求められていました。
そして戦中に仲間が倒れた時に、ストラップを以って引っ張る事が大いに役立ちました。
1930年、実用性や機能性が高く評価されて、男性向けの冬のファッションとして普及しました。
第2次世界大戦時、バーバリーとアクアスキュータムの2社が優秀なレインコートを開発しました。
Burberry Group plc(バーバリーです)は、イギリスを代表するファッションブランドの1つです。
ファッションとして利用されるようになってからも軍服としての名残りを残しています。
1856年、Thomas Burberry(トーマス・バーバリーです)によって創立されました。
1914年、軍部の要請によってトレンチコートを製造して、英国陸海軍に正式採用されました。
Aquascutum(アクアスキュータムです)は、高級被服老舗ブランドです。
さらに、世界初の防水ウール開発を成功した企業です。
1851年、John Emary(ジョン・エマリーです)によって創立されました。
第1次世界大戦で兵士に提供した防水コートは、トレントコートの原型です。
1990年、株式会社レナウンによって買収されました。
現在は、女性に人気なコートとして広く認知されています。
トレンチコートのサイズについて
●着丈…襟の付け根から裾先先端までの直線で測った値です。
●肩幅…左右の肩先の縫い目から縫い目までを直線で測った値です。
●身幅…両袖の付け根下を直線で測った値です。
●袖丈…肩先から縫い目袖口までを直線で測った値です。
日本の主なトレンチコートのサイズ表についてです(参考値です)。
サイズ | 着丈 | 肩幅 | 身幅 | 袖丈 |
---|---|---|---|---|
Mサイズ | 約77.0㎝ | 約43.0㎝ | 約47.0㎝ | 約61.0㎝ |
Lサイズ | 約81.0㎝ | 約45.0㎝ | 約50.0㎝ | 約62.0㎝ |
XLサイズ | 約85.0㎝ | 約47.0㎝ | 約53.0㎝ | 約63.0㎝ |