テレビ放送の種類について

テレビ番組を見ているとニュース、情報、映画、ドラマ、バラエティ、スポーツ、

音楽、アニメ、ドキュメンタリー、福祉、劇場などのジャンルがあります。

これらの番組の種類は、番組表から好きな番組を視聴や録画などができますね。

日本にあるテレビ放送は、4種類があります。

地上波放送、BS放送、CS放送、ケーブルテレビです。

この4種類について詳しく謎を解いていきましょう。

目次

①地上デジタルテレビ放送について

地上デジタル放送は、地上のデジタル方式の無線局によって行われているテレビ放送です。

ちなみに、地上波放送は地上波を利用した放送です。

地デジは、2011年07月24日にアナログ放送が終了して地上波デジタル放送が実施されました。

アナログ放送の弱点であったノイズが混入する悪影響の改善に大きな貢献を果たしました。

デジタル放送に切り替わった後、

受信が困難だった場所(山間部、高層ビル層などです)への対策ができるようになりました。

地上デジタルテレビ放送は、電波需要の増加や帯域不足などに対応できます。

これは、テレビ放送が占有する電波の帯域を節約する事が可能になります。

VHFの周波数域を改善して、他のサービスに開放する事ができました。

アナログバージョンだった頃は、VHFやUHFの周波数域を使用して提供していました。

しかし、電波を使用した新サービスが登場すると対応できる帯域不足が起きます(携帯電話などです)。

その解決策としては、

VHF帯域のテレビ放送を全てUHFの13~62チャンネルの範囲内で再構成するようになりました。

SD放送が最大で150チャンネルを確保する事ができます。

●Very High Frequency(VHF)…超短波帯です。

30MHz(メガヘルツです)~300MHzまでです。

山間部の通信は、最適です。

具体例はFMラジオ、警察無線、消防無線などです。

●Ultra High Frequency(UHF)…極超短波帯です。

300MHz~3000MHzまでです。

テレビの場合は、13~62チャンネルです。

建物内の通信は、最適です。

具体例は携帯電話、ハンディトーキー、MCA無線などです。

②BS放送について

BS放送は、放送のみを目的として利用されている放送衛星放送です。

ちなみに、BSはBroadcasting Satelliteです。

放送衛星は、通信衛星(後にご説明致します)よりも出力が大きく、

使用している周波数域などが大きな特徴です。

BS放送の受信方法は専用のパラボラアンテナ、チューナーが必要です。

日本のBS放送はアナログから開始されて、

後にハイビジョン放送番組(高画質放送です)も提供されるようになりました。

2007年、アナログ向けハイビジョン放送のサービスを終了して、

デジタル放送向けに転換しました(完全デジタル化に移行しました)。

これは、世界各国が高画質寄りのテレビ放送をする方針の動きに合わせたからです。

ちなみに地デジのハイビジョンは縦1080(走査線数です)×横1440(画素です)、

BSのハイビジョンは縦1080×横1920です。

●走査線数…テレビ画面に映像を映す為の光の線です。

●画素(ピクセル)…画面に表示させる色情報(色調や階調などです)の最小単位です。

③CS放送について

CS放送は、通信を目的として利用されている通信衛星放送です。

ちなみに、Communication Satelliteです。

日本のCS放送は、1996年に日本初のデジタルテレビ放送が開始しました。

2002年、東経110度に位置する通信衛星を使用した110度CS放送が開始しました。

これは、BSとアンテナを共有できる簡易な手法により、広く普及しました。

ちなみに、以前のCS放送は124/128度CS放送です。

主に有料放送で利用されていて、現在はスカパー!が有名ですね。

BS放送やCS放送は20世紀末、テレビ塔だけではなく人工衛星を利用して、

各家庭向けのテレビの電波を送り届ける試みが始まりました。

これに使用される衛星がBS放送とCS放送に区別されます。

③ケーブルテレビについて

CATVは、ケーブルテレビ局から有線で配信されるテレビ放送です。

テレビ局が地上波、BS、CSなどの放送をまとめて受信して、

それを同軸ケーブルを通じて各家庭向けに再送信するサービスです。

これは、放送を受信するアンテナがテレビ局用に使用するので、

ユーザー側は新規にアンテナ購入をする必要がありません。

ケーブルテレビは、2種類に分類されます。

●セットトップボックス方式…同軸ケーブルをいったんSTBに接続して、

そこから出力端子などを使用してテレビに映像を出力する方式です。

これは、機能面的には制限されますが古いテレビでも利用できます。

主にケーブルテレビ局側が指定する機器のみで、

ユーザーの好みには応じてくれません。

ちなみに、STB(セットトップボックスです)はケーブルテレビ専用チューナーです。

●パススルー方式…ケーブルをそのままテレビへと直結する方式です。

これは、テレビ側が各種放送に対応するチューナーが必要です。

セットトップボックス(Set Top Boxです)は、必要はありません。

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