FXのテクニカル分析について

外国為替証拠金取引は、チャートと呼ばれる足跡を探る事によって、

将来の値動きを予想する事ができます。

FXの売買を判断する最重要事項の1つです。

多種多様のチャートを分析して判別していくテクニカル分析は、王道の手法の1つです。

ちなみに他の有名な分析方法は、ファンダメンタルズ分析があります。

目次

FXのテクニカル分析について

テクニカル分析は、チャートと呼ばれる様々な種類のグラフを用いて、

過去の数値データを基準に現在の相場状況を判断する方法です。

為替市場は、過去の歴史を繰り返す事が多いです。

過去に起きた出来事と似た相場変動が起きます。

しかし新しい動き方をした場合は、過去の事例とは異なる結果を生み出します。

そして、自分に合った投資ルールに従って行って下さい。

短期チャートや長期チャートなどがあるので、方向性や適応力等に対応していく必要があります。

基本的には上昇トレンド時は買いポジション、下落トレンド時は売りポジションです。

 

主なチャート分析の分類です。

トレンド…相場の方向性を把握する方法です。

オシレーター…相場の過熱性を把握する方法です。

ロウソク足について

ろうそく足…特定期間の値動きに対して1本のろうそく足で表した方法です。

これは1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、

4時間足、8時間足、日足、週足、月足などの総称です。

基本的には始値、終値、安値、高値の4本値を使用されています。

始値…特定期間内で最初についた価格です。

終値…特定期間内で最後についた価格です。

安値…特定期間内で一番安い時についた価格です。

高値…特定期間内で一番高い時についた価格です。

そして始値と終値は四角のろうそくを表して、安値と高値はひげを表しています。

 

陽線…白いろうそく足です。

大きな特徴は、始値に対して終値が高いです。

そして、陽線が継続的に続くと相場は上昇方向に進行する判断材料になります。

陰線…黒いろうそく足です。

大きな特徴は、始値に対して終値が低いです。

そして、陰線が継続的に続くと相場は下落方向に進行する判断材料になります。

チャート分析について

基本的には、長期チャート~短期チャートの順序で判断します。

そして長期投資の場合は週足で13週と26週、中期投資の場合は日足で10日と25日、

スイングトレンドの場合は日足で5日と10日です。

主に長期トレンドに使用するチャートについてです。

大きな流れを把握する為に利用します。

日足…1日に1本のロウソク足で構成されているチャートです。

週足…週に1本のロウソク足で構成されているチャートです。

月足…月に1本のロウソク足で構成されているチャートです。

ちなみに、大きな転回点を把握する時に良く利用されている方法です。

主に短期トレンドに使用するチャートについてです。

ポジションを把握する為に利用します。

1分足…1分間に1本のロウソク足で構成されているチャートです。

30分足…30分間に1本のロウソク足で構成されているチャートです。

1時間足…1時間に1本のロウソク足で構成されているチャートです。

ちなみに、デイトレーダーが良く利用されている方法です。

トレンドラインについて

トレンドラインは、トレンドが上昇・下落・もちあいの3種類の状況判断する為のチャート上に引く直線です。

上昇トレンド…過去の安値と安値の2点を結んだ直線です。

下落トレンド…過去の高値と高値の2点を結んだ直線です。

もちあい…平行線です。

 

そしてダウ理論によるトレンドの鉄則があります。

ダウ理論は、アメリカの証券アナリストであるCharles Dow(チャールズ・ダウです)が提唱した理論です。

基本的な上昇トレンドの定義は、次の主要な高値が前の高値を上回っている状態、

次の主要な安値が前の安値を上回っている状態です。

基本的な下落トレンドの定義は、次の主要な高値が前の高値を下回っている状態、

次の主要な安値が前の安値を下回っている状態です。

 

主なトレンドラインの特徴についてです。

上昇トレンド…過去の安値と安値の2点を結んだ直線です。

特定の通貨が上昇すると、トレンドに沿って上昇します。

下落トレンド…過去の高値と高値の2点を結んだ直線です。

特定の通貨が下落すると、トレンドに沿って下落します。

もちあい…一定の範囲で値動きする相場です。

別名はボックス相場、レンジ相場です。

売買チャンスが増えます。

サポートライン…相場が上昇局面時に下値を支えてくれるラインです。

別名は、下値支持線です。

レジスタンスライン…相場が下落局面時に上値を支えてくれるラインです。

別名は、上値抵抗線です。

移動平均線について

移動平均は、過去の為替レートの平均したレートです。

そして移動平均線は、移動平均を線で結んだ線です。

25日移動平均線…約1ヶ月間の平均線です。

これは、一般的な移動平均線です。

基本的には、ロウソク足が移動平均線上にある場合は上昇トレンド、

ロウソク足が移動平均線下にある場合は下落トレンドです。

長期投資の場合は、100日移動平均線や200日移動平均線等があります。

乖離…平均値から大きく離れた価格は、やがて平均値に戻るという性質です。

移動平均乖離率を利用して、移動平均線の平均値から大きく離れた数値を判断材料する事ができます。

さらに、売買のポジション・チェンジに活用できます。

ゴールデンクロス…短期移動平均線が長期移動平均線を上昇するると買いサインです。

デッドクロス…短期移動平均線が長期移動平均線を下落するると売りサインです。

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