株式投資の取扱説明書について【資産運用】
1949年、東京証券取引所(株式市場です)が設立されました。
そして多くの企業は、株式会社として事業を運営しています。
ほとんどの人が株式会社で勤めていて、
株式会社を通じてモノやサービスに恵まれながら生活しています。
さらに株式市場は、多くの価値を創造する企業の人気投票が行われています。
ちなみに投票率が高い企業は、生活に欠かす事ができない事業を行っていいます。
優良企業は、価値があるモノやサービスを提供している企業として存在し続けています。
目次
株式投資の基礎知識について
株式投資は、企業を応援する行為です。
株式は、事業資金手段の1つです(事業活動の資金提供者に対して発行される券です)。
株主は、株式会社の所有者です(会社のオーナーです)。
株価は、1株当たりの値段です。
インカムゲインは、資産を保有し続ける事で継続的な収入によって得られる収益です。
具体例は配当金、株主優待などです。
キャピタルゲインは、保有していた資産の値段の変動によって得られる収益です。
具体例は売買差益、為替差益などです。
株式投資のメリットについて
●会社の経営に参加できる…株式を保有している人は株主として持株数に応じた議決権が得れます。
●情勢の知見が広がる…世の中で起きている出来事が株式と深く関係しています。
日本市場から世界市場までの幅広い業界や業種に自然と興味を持つようになりやすいです。
●配当金・株主優待…株式を保有数に応じて特典が得れる事です。
配当金は、企業の利益の1部を受け取る事ができる権利です。
株主優待は、企業の特典を受け取る事ができる権利です。
株式投資のデメリットについて
●自己責任…状況に応じて対応していく事が必要です。
●勤勉…様々な知識を駆使して投資を行うからです。
●倒産リスク…価値を創造できなかった企業を保有していると起きます。
株式投資の投資スタンスについて
主な投資スタイルです(色んな型があって基準値が異なります)。
●テクニカル分析…チャート・パターンを利用して株価を予想する手法です。
●ファンダメンタルズ分析…企業分析や景気分析を利用して株価を予想する手法です。
●デイトレード…1日内に売買を完結する手法です。
別名は、スキャルピングです。
基本的には、数秒から数分程度が多いです。
短期売買で有名な取引です。
●スイングトレード…数日間程度の売買を完結する手法です。
●ポジショントレード…数週間~数ヶ月程度の売買を完結する手法です。
中期投資です。
●ロングトレード…1年以上に渡って売買を完結する手法です。
基本的には、10年~50年先を見据えて投資するやり方です。
別名は、長期投資です。
●集中投資…少数の銘柄に投資する手法です。
●分散投資…多数の銘柄に投資する手法です。
●小型銘柄…流動性が低い銘柄、時価総額が低い銘柄、株価の値動きが大きい銘柄、などです。
個人投資家向けの銘柄が多いです。
●大型銘柄…流動性が高い銘柄、時価総額が高い銘柄、株価の値動きが小さい銘柄などです。
機関投資家向けの銘柄が多いです。
株価が動く要因について
●景気…需要と供給の差で株価が変動します。
景気が良い時は株価は上昇しやすくなります。
景気が悪い時は株価は低迷しやすくなります。
●需要…買いたい人が多い状態です。
●供給…売りたい人が多い状態です。
●為替…現金の代わりに決済する手法です。
●円安…円の価値が低くなる事です。
基本的に輸出企業に恩恵が受けやすい状態です。
特に自動車関連企業や電機関連企業が追い風として利益が増える傾向が高くなります。
●円高…円の価値が高くなる事です。
基本的に輸入企業に恩恵が受けやすい状態です。
特に食料関連企業やインフラ関連企業が追い風として利益が増える傾向が高くなります。
●金利…資金の利用料です。
金利が上昇している場合は、株価が下落しやすいです。
預金、債券などのリスクが低い傾向がある金融商品に資金流入が強まります。
企業が銀行からお金を借りにくくなります。
金利が下落している場合は、株価が上昇しやすいです。
企業の設備投資がやりすくなるので成長の期待によってに株式に資金流入が強まります。
企業が銀行からお金を借りやすくなります。
●政策…政治的な介入によって株価が変動します。
金融緩和政策が発表された場合は、景気回復への期待によって株価が上がりやすいです。
国内の政局が不安定の場合は、景気後退への失望によって株価が下がりやすいです。
●企業業績事情の成績に応じて株価が変動します。
業績が良い企業は、配当金の増配や設備投資などの期待によって企業価値が上がりやすいです。
業績が悪い企業は、業績予想が悪いと失望によって企業価値が下がりやすいです。
●MBO…会社の経営陣による買収の事です(株価が上昇しやすいです)。
別名は、マネジメント・バイアウトです。
新会社として独立する時に利用されるやり方です。
●TOB…不特定多数の株主から株を買い付ける事です(株価が上昇しやすいです)。
別名は、株式公開買付です。
会社の株を大量に取得する時や合併・買収などに利用されるやり方です。
●自己株式取得…自社の株を買う事です(株価が上昇しやすいです)。
●株式分割…株価を買いやすい単位に分ける事です(株価が上昇しやすいです)。
●増資…株式を新たに発行する手法です(株価が下落しやすいです)。
発行済みの株式数が増えるので、1株当たりの価値が低下しやすいです。
●日本市場…国内の市場が動くと株価が変動します。
基本的に海外の年金基金、投資信託、ヘッジファンドなどの外国人投資家の売買シェア率が、
50%程度以上を占めています。
外国人の関心によって株価が大きく変動する事があります。
●海外市場…世界の市場が動くと株価が変動します。
前夜にある米国株式市場が高騰すると日本株式市場もつられて高騰しやすいです。
特に米国株式市場と欧州株式市場の影響が大きいです。
●天候…自然災害によって株価が変動します。
食品関連銘柄や飲料関連銘柄などが天候状態の影響を受けやすいです。
大型の自然災害の場合は全体的の株式市場が下落しやすいです。
しかし、災害などを通じて復興関連銘柄の株価が上昇しやすくなります。