フリーランス辞典【開業・税金・確定申告】

フリーランスは、自分にしかない強みが1番大切な要素です。

基本的には、2つ以上のスキルや得意分野を掛け合わせる事で強みを向上できます。

そして、強力な武器になるクライアント(取引先です)の分散は重要です。

取引先をたくさん持って分散する事で、有利な交渉やリスク回避に繋がります。

特に値段交渉や条件などが折り合わない場合は、辞退できます。

さらに自分の仕事を評価されやすくする為には、

高く評価(高単価です)してくれるクライアントを見つけましょう。

目次

フリーランスの開業について

個人事業主(フリーランスです)は、税務署に

個人事業としての事業を開始した事を申告する為に開業届を提出します。

そして提出期限は、開業から1ヶ月です。

ちなみに開業届の未提出は、罰則はありません。

 

開業届を税務署に提出する際は、屋号を登録する事ができます。

屋号は、店舗名や会社名などです。

そして屋号は変更が可能です、2つ以上持つ事ができます。

さらにイラストレーターは、個人名で活動する人が多いです。

屋号をつけずに本名のまま活動する人が多いです。

 

屋号のメリットは、5つあります。

①個人名よりも信用を得やすいです。

②クレジットカードや銀行口座などを開設できます。

③チームを組んで仕事をしている時です。

④個人特定されにくいです。

⑤事業内容が特殊な場合です。

 

屋号のデメリットは、法人向けの大きな案件を受ける際に信用されにくいです。

フリーランスの主な税金について

①健康保険は、福利厚生の1つです。

フリーランスは、国民健康保険です。

しかし、条件によって保険料が割高になります(目安は、年収300万円以上です)。

そして対策案は、国民健康保険が安い自治体に引っ越す事や

文芸美術国民健康保険に加入する事などです。

さらに国民健康保険が高い自治体は広島県広島市です、

国民健康保険が安い自治体は静岡県富士市です。

ちなみに文芸美術国民健康保険は、美術や文芸に従事していて、

組合加盟団体に加入している人とその家族が加入できる国保制度です。

 

②国民年金は、福利厚生の1つです。

フリーランスは、自分で加入しなければなりません。

しかし、会社員の厚生年金よりも受給額が少ないです。

さらに対策案は、国民年金と国民年金基金に加入するなどです(第1号被保険者です)。

会社員の場合は、国民年金と厚生年金と厚生年金基金です(第2号被保険者です)。

フリーランスの確定申告について

確定申告は、フリーランスが1年間の収入や支出などを計算して

所得関連申告書を税務署に提出する行為です。

つまり、所得税額を算出した書類を税務署に申告する事です。

基本的には、売上-経費・控除=所得(申告対象です)です。

所得税率は、所得額によって異なります。

 

そして会計ソフト等で1年(01月01日〜12月31日までです)の所得を計算します。

提出期限は、03月15日までです。

さらに確定申告書を作成して、書類を税務署に提出します。

提出期限は、02月16日〜03月15日までです。

提出方法はe-Tax、税務署、郵送です。

ちなみに納税は、03月15日までです(振替納税は04月です)。

納付方法は電子納税、振替納税、現金納付、クレジットアード納付です。

 

①白色申告は、簡易な記帳で申告する方法です。

特別控除を受ける事ができません。

赤字を3年繰越控除ができません。

 

②青色申告は、複式簿記に基づいて申告する方法です。

65万円の特別控除や10万円の特別控除があります。

赤字を3年繰越控除などの白色申告にない控除が受けられます。

節税効果が多いので、基本的にフリーランスは青色申告です。

ちなみに、開業届と青色申告承認申請書を提出しておく必要があります。

 

③青色申告承認申請書は、確定申告での

青色申告の利用を希望する場合に税務署に提出する書類です。

 

④源泉徴収は、報酬が支払われる際に所得税を差し引いた額が振り込まれる事が多いです。

売上額の10.21%がクライアント(取引先です)によって税務署に前納されている事です。

 

⑤還付申告は、確定申告で払いすぎてしまった場合に税金を取り戻す事ができます。

 

⑥還付金は、還付申告で戻ってくるお金の事です。

還付申告の場合は、確定申告後の1ヶ月程度〜1ヶ月半程度後に還付金が振り込まれます。

フリーランス関連の税理士について

確定申告の手続きは、税理士に全て任せる事ができます。

一般的には、10万円程度〜15万円程度です(相場です)。

基本的には、税金に関する知識やお金の流れは自分で把握しておく必要があります。

必要に応じて専門家に任せる方が良いです。

さらに税理士に依頼した際に、税理士の相性や当たり外れがあります。

節税効果の度合いが異なるので、素晴らしい税理士に出会える事が重要です。

凄腕税理士は、フリーランスや同業者内から紹介してもらう方が良いです。

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