顎関節症について
歯科分野で顎部位の顔面痛、顎の運動障害、顎関節雑音などは、顎関節症に繋がります。
主な原因は、環境や患者さん自身の因子などで様々な理由で発症します。
そして顎関節症は、整形外科ではなく、歯科・口腔外科の疾患です。
つまり、患者さんは初期段階で治療先に悩む事が多いです。
さらに痛みは、咀嚼や欠伸をした時の顎運動に生じやすいです。
個人差がありますが、肩こり・腕の痺れ・片頭痛なども起こる場合があります。
目次
顎関節症について
顎関節症は、口を開けると痛む(開口時痛です)、口が開けにくい(開口障害です)、
顎の関節で音がする(関節雑音です)などの症状の総称です。
主な発生要因は、緊張する仕事・多忙な生活・対人関係の緊張などです。
さらに、硬固物の咀嚼・長時間の咀嚼・楽器の演奏・長時間のパソコン操作・
重量物の運搬・編み物やスポーツなどの趣味活動などです。
重量物の運搬やスポーツは、強く歯を食いしばる事が大きな原因に繋がります。
編み物や絵画の場合は、集中する事で顎関節に緊張に強いられている状態に陥りがちです。
そして患者さん側は、咬合や関節の形態、咀嚼筋の構成問題などの問題が多いです。
つまり、食事の偏った咀嚼習慣によって起こりやすいです。
顎関節は、側頭骨の下顎の凹みと下顎骨の下顎窩との間の関節です。
つまり、関節包に包まれています。
関節包の内部(関節腔です)は、線維軟骨で形成している関節円板によって
上下に分かれています。
結果的に、顎の運動がスムーズに行える仕組みです。
●関節円板は、滑骨の中の空間(滑膜腔です)を
個別に2分する線維性結合組織の小板です。端に関節包に付着しています。
上顎と下顎を形成しているので、個別の動きが可能です。
半分ずつで関節を分割している膝関節の関節半月(半月板です)と同様な役割をします。
顎関節症の種類について
①咀嚼筋痛障害
咀嚼筋の痛みと顎の運動障害が生じるタイプです。
つまり、筋と筋膜の痛みです。
②顎関節痛障害
顎の運動による関節の痛みと運動機能障害が生じるタイプです。
主な部位は、滑膜や関節円板後部組織、関節靭帯、関節包で炎症や損傷で発生しやすいです。
③顎関節円板障害
顎関節円板の位置や形状の異常で生じるタイプです。
④変形性顎関節症
顎関節の軟骨や関節円板・滑膜・下顎骨が変性する事で生じるタイプです。
