源泉徴収について
学生バイトをしていると、アルバイトの給与明細を見た時に
源泉所得税が引かれている事があります。
そして所得税は、1年間の収入に対して課税される税金です。
年末(12月31日です)に1年分の税金をまとめて支払うと、負担が大きいです。
つまり、毎月収入金額から概算で出した所得税を天引きして概算による税金の前払いをします。
しかし、後で清算をする必要があります。
基本的に所得税は、1年間の収入が103万円以下の場合は発生しません。
学生は、月平均8万5000円程度で所得税はかかりません(103万円の壁です)。
目次
源泉徴収について
源泉徴収は、年間の所得に発生する税金(所得税です)を
事業者が給与からあらかじめ差し引く事です。
従業員の給与を支払う事業者は、必ず行います。
つまり、事業者が源泉徴収を行う事で従業員は確定申告をする必要がないです。
毎月の給与から少額ずつ所得税を納める事ができます。
①支払われる額が100万円以下は、
支払われる額×10.21%(パーセントです)=源泉徴収される金額です。※1
②支払われる額が100万円以上は、
10万2100円+(支払われる額-100万円)×20.42%=源泉徴収される金額です。※1
※1 0.21と0.42は、復興特別所得税に該当します。
2036年12月31日までの間に生じる所得は、徴収されます。
所得税が源泉徴収される事について
給与や報酬などを支払う企業は、
支払いを受け取る個人に代わって個人が治める所得税を納付します。
会社員は、収入が給与所得に分類されるので毎月の給与から所得税が源泉徴収されます。
年末調整を行って納める正しい所得税を確定させます。
個人事業主やフリーランスは、収入が事業所得が多いです。
つまり、事業所得は源泉徴収されるタイプと源泉徴収されないタイプに分かれます。
該当する収入は、源泉聴取されています。
請求した金額と実際に支払先から支払われた金額、
毎年01月になると支払先から送られてくる支払調書に記載されている金額を確認します。
源泉徴収された所得税の金額を確定します。
主な源泉徴収される収入について
①原稿料、講演料、デザイン料などです。
②役務の提供を約する事による一時に支払う契約金です。
③プロスポーツ選手やモデルなどに支払う報酬です。
④弁護士、公認会計士、税理士、司法書士などへ支払う報酬です。
⑤芸能人や芸能プロダクションを運営する個人に支払われる報酬です。
⑥社会保険診療報酬支払基金が支払う診療報酬です。
⑦宴会で接待を行うホステスやコンパニオンへ支払われる報酬です。
⑧広告宣伝目的の賞金や馬主に支払う競馬の賞金です。
⑨外交員、集金人、電力量計の検診人へなどへ支払う報酬です。
源泉徴収の払い過ぎについて
確定した所得税額よりも源泉徴収された金額の方が多い場合は、払い過ぎです。
確定申告によって払い過ぎた所得税は、還付されます。
確定した所得税額より源泉徴収された金額の方が少ない場合は、
不足している所得税を確定申告によって納めます。