うさぎの避妊と去勢について
ウサギの繁殖をするしない関係なく、避妊や去勢を考える必要があります。
基本的に避妊や去勢をする事で様々な病気予防に期待できるからです。
そして、長生きする1つの手段として活用されています。
病気になってから手術を受けると、麻酔リスクが高まってしまいます。
特に体力が落ちている兎や高齢兎は、健康上で難易度が高くなりやすいです。
獣医師さんと相談していきましょう。
目次
うさぎの避妊と去勢について
①去勢手術
全身麻酔をして兎雄陰嚢を切開して睾丸を摘出します。
基本的に半日程度で退院できます。
手術後は、兎雌と接触する事は避けます。
副生殖腺によって精子が残っているので、1ヶ月程度は繁殖できます。
適正期間は、生後5ヶ月程度〜1才程度です。
②避妊手術
全身麻酔をして開腹手術をします。
兎雌は、卵巣と子宮を排出していきます。
基本的に1日程度で退院できます。
10日程度後、抜糸をします。
適正期間は、生後7ヶ月程度〜1才程度です。
うさぎの去勢手術について
高齢兎雄は、陰嚢ヘルニアに発症しやすくなります。
特に排尿障害は危険です。
基本的に兎雌よりも発症率が低いです。
①メリット
兎雄の性格が穏やかになりやすい傾向があります。
早期去勢した場合は、スプレー行為が減少していきます(オシッコを飛ばす行為です)。
陰嚢ヘルニア、生殖系疾患、精巣炎などの予防に期待できます。
兎同士の喧嘩が減少していきます。
②デメリット
ホルモンバランスが崩れるので太りやすくなったり、繁殖できなくなったりします。
全身麻酔による危険性です。
ちなみに対策案は、食事管理を維持する事です。
うさぎの避妊手術について
避妊手術をしていない兎雌は、子宮疾患の発症率が80%程度です。
他の臓器に移転するリスクもあります(兎雌の3才以降は要注意です)。
特にがんになってから子宮を摘出しても再発率が高いです。
①メリット
兎雌の妊娠を避ける事ができます。
兎雄の性格が穏やかになりやすい傾向があります。
偽妊娠(妊娠していないのに巣作りをする行為です)が起こりにくくなります。
卵巣疾患、子宮疾患などの予防に期待できます。
②デメリット
ホルモンバランスの変化によって繁殖できなくなったり、太りやすくなったりします。
全身麻酔による危険性です。
ちなみに対策案は、食事管理を維持する事です。