放射能について
放射性物質が単位時間に核が崩壊を起こして放射線を発生する事ができます。
そして、放射性物質が放射線を放出します。
つまり、放射能が出ている事ではなく放射線が出ている事です。
原子力は放射線が出るので恐怖を覚える人が多いです。
さらに放射線の人体への影響は、放射線の種類やエネルギーなどの実効的影響力が異なります。
一般的に1年間で平均2.4mSv(ミリシーベルトです)の自然放射線を受けています。
つまり、自然放射線を大きく上回る実効線量が左右します。
放射能について
放射能は、放射線を放出する性質の強さの事です。
放射性同位元素が放射性崩壊を起こして別の元素に変化する性質です。
単位は、Bq(ベクレルです)です。
1Bqは、1秒間に1個の核が崩壊を起こして放射線を発生させる放射能の強さです。
ちなみに昔は、ラジウム1g(グラムです)当たりの放射能を
1Ci(キュリーです)として活用されていました(3.7×1010Bq=1Ciです)。
最近は、SI単位系(国際的に統一された単位です)になったのでBqが主流です。
放射能の強さは、ベクレルやキュリーなどの単位で強さを表します。」
①1ベクレルは、1秒間に1個の原子核が崩壊する強さです。
②1キュリーは、1gのラジウムが持つ放射能です。
生体の被曝による生物学的影響の大きさは、Sv(シーベルトです)で表現します。
単位は、Svです(線量当量、等価線量です)。
ちなみに、単位としてSvは大きすぎるのでmSv(ミリシーベルトです)、
µSv(マイクロシーベルトです)などが使用される事が多いです。