向精神薬について
向精神薬は、麻薬及び向精神薬取締法で個別に指定された薬物です。
そして、薬物乱用の懸念があるメチルフェニデート、精神刺激薬、
ベンゾジアゼピン系やバルビツール酸系の抗不安薬、睡眠薬、麻酔薬、
抗てんかん薬の1部が日本の法律で第1種向精神薬から第3種向精神薬に指定されています。
つまり、1971年に採択した国際条約である
向精神薬に関する条約の付表IIから付表IVに相当します。
さらに日本の場合は、1990年に向精神薬に関する条約に加盟しました。
向精神薬について
向精神薬は、中枢神経系に作用して、生物の精神活動に影響を与える薬物の総称です。
主に精神医学や精神薬理学の分野で脳に対する作用の研究が行われている薬物です。
そして精神科で利用されている精神科の薬、薬物乱用と使用による害に懸念がある
タバコやアルコール、法律上の定義である麻薬の娯楽的な薬物も含まれています。
さらに最近は、向精神薬の乱用が表面化しています。
つまり、向精神薬は中枢神経を制御する事によって作用を示す薬物です。
①エチゾラム
具体例は、デパス錠です。
主な適応症は、神経症、うつ病、睡眠障害、心身症などです。
主な副作用は、大量適用によって薬物依存を生じる危険性があります。
投与量の急激な減少や投与の中止で痙攣発作、振戦不眠、
不安、幻覚、妄想などの離脱症状が目立ちやすいです。
そして投与を中止する場合は、慎重に漸減する必要があります。
過量投与で運動失調、呼吸抑制、意識障害、低血圧などに繋がります。
②フルニトラゼパム
具体例は、ロヒプノール、サイレースなどです。
主な適応症は、不眠症です。
主な副作用は、大量適用によって薬物依存を生じる危険性があります。
そして投与を中止する場合は、慎重に慎重に漸減する必要があります。
服用後は、一過性前向性健忘(服薬後入眠までの出来事を覚えていない事や
途中覚醒時の出来事を覚えていない状況などです)、朦朧状態になりやすいです。
つまり、服用後の運転は要注意です。
過量投与で意識障害、低血圧、運動失調、呼吸抑制などに繋がります。
③トリアゾラム
具体例は、ハルシオンです。
主な適応症は、不眠症です。
主な副作用は、大量適用によって薬物依存を生じる危険性があります。
さらに投与量の急激な減少や投与の中止で譫妄、痙攣発作、振戦不眠、
不安、幻覚、妄想などの離脱症状が目立ちやすいです。
特に痙攣の既往歴がある人は、要注意です。
そして投与を中止する場合は、慎重に慎重に漸減する必要があります。
服用後は、一過性前向性健忘、朦朧状態になりやすいです。
つまり、服用後の運転は要注意です。
過量投与で意識障害、低血圧、運動失調、呼吸抑制などに繋がります。
④ゾルピデム
具体例は、マイスリーです。
主な適応症は、不眠症です。
主な副作用は、連用によって薬物依存を生じる危険性があります。
そして投与を中止する場合は、慎重に慎重に漸減する必要があります。
さらに投与量の急激な減少や投与の中止で譫妄、錯覚、幻覚、興奮、妄想などの
精神症状や意識障害が目立ちやすいです。
服用後は、一過性前向性健忘、朦朧状態になりやすいです。
つまり、服用後の運転は要注意です。
過量投与で呼吸抑制、意識障害などに繋がります。
⑤バルビツレート
具体例は、ベゲタミン、クロルプロマジン、
フェノバルビタール、プロメタジンの配合錠などです。
主な適応症は、うつ病、うつ状態、神経症です。
主な副作用は、連用によって薬物依存を生じる危険性があります。
基本的に眠気、集中力・注意力・反射運動能力などの低下が目立ちます。
服用後は、自動車の運転や危険を伴う機械の操作は不可です。
過量投与で傾睡や昏唾までの中枢神経系の抑制症状に繋がります。
