化粧水・美容液・乳液・クリームについて
洗顔後のお手入れは、肌の力を引き出すスキンケアが重要です。
ストレスや大気汚染などによって長年の間違ったお手入れなどが、
肌の低下に繋がっていきます。
そして、肌の働きを後押しする程度にとどめる事が大切です。
さらに肌は毎日生まれ変わっているので、
お手入れ次第で美しく変われるチャンスが到来します。
過剰ではない化粧水、美容液、乳液、クリームを正しく使っていく必要があります。
目次
化粧水について
化粧水は、肌に水分を与える役割があります。
大きな特徴は、水分を繋ぎ止める保湿成分が配合されていて肌から蒸発を防ぐ事ができます。
水は、すぐに蒸発して蒸発する際に肌の水分も一緒に奪ってしまうからです。
そして水分と保湿成分が角層に届くと、
水分不足で柔軟性がなくなって脆くなった角層が整い始めます(均一化です)。
これは、乾燥しながら肌を潤して健やかな状態へと導く事ができます。
ちなみにシワ、毛穴の開き、たるみなどのトラブルの予防に繋がります。
化粧水の使い方について
①化粧水を吹きかけます。
顔から約20cm(センチメートルです)程度の所からミスト状の化粧水を吹きかけます。
できるだけ細かく、ふんわりとした霧になるモノが良いです。
②手のひらで肌を包みます。
両手の掌で顔全体を包んで、優しく押さえます。
手のひらの位置を少しずつずらして、顔全体に化粧水が浸透するように使います。
化粧水をつけた後、手でコットンでパッティングをすると肌への刺激になるので避けましょう。
手でパンパンして叩く事も注意しましょう。
美容液について
美容液は、肌悩みや将来の肌トラブルを予防する役割があります。
基本的には、化粧水と乳液の間に利用されます
(化粧水の前に使用するタイプもあるので、使い始める前に使用方法を確認しましょう)。
そして、美容成分を高濃度に配合した贅沢なスキンケアです。
ちなみに、一定期間続けないと効果が得にくいです。
①美白タイプは、日焼けによるシミを予防する美容液です。
多くの美白美容液は、メラニン色素(シミの元です)の排出を手助けしてくれます。
肌の透明感を高める為の保湿成分や効果実感を高めています。
②保湿タイプは、乾燥している肌に潤い成分を届けて水分保持力を高める美容液です。
乾燥による目もとの小ジワに有効です。
③ニキビ対策タイプは、乾燥を予防する美容液です。
ノンコメドジェニック表示したモノが良いです
(ニキビができやすい成分を排除したモノです)。
グリチルリチン酸ジカリウムを配合した医薬部外品が多いです。
保湿力とニキビケアに有効です。
④エイジングケアタイプは、肌老化を予防する美容液です。
特にフラーレンは、突出した抗酸化作用と安定性が高いです。
主にシミ、乾燥、たるみ、くすみ、シワなどの総合的に有効です。
美容液の使い方について
①手のひらや指に適量をとります。
テクスチャーが硬めで少量しかつけない場合は、指の少しつけても大丈夫です。
②全体に馴染ませます。
美容液を顔の数ヶ所につけて、内から外へ、下から上へ馴染ませます。
気になる部分は、重ね付けをしましょう。
③掌で肌を包みます。
両手の手のひらで顔全体を包んで、優しく押さえます。
目もとや小鼻などの細かい部分は、丁寧に押さえておきましょう。
2種類以上の美容液を利用する場合は、それぞれの美容液の浸透を妨げないようにする為に
油分が少ないテクスチャーから順に肌にのせていきます。
乳液とクリームについて
乳液とクリームは、油分を補って肌を柔らかく滑らかに保つ役割があります。
大きな特徴は保湿力、安定性、浸透性が高いです。
基本的には、少量で十分です(通常30代までは皮脂の分泌量が十分な事が多いです)。
ちなみに40代以降は、皮脂量が低下する傾向があるので油分を補う必要があります。
そして、油溶性の美容成分を肌に届ける事ができます。
乳液は、油分が約20%(パーセントです)程度で少ないです。
主にメイクを重ねる朝に使用される事が多いです。
UVカット効果やメイク下地の機能を兼ね揃えているタイプもあります。
クリームは、油分が約25%〜30%程度で多いです。
主に寝ている間にしっかり保湿する事が期待できます。
エイジングケアなどの美容成分が多く含まれているタイプがあるので、肌の修復機能が高いです。
美容液の使い方について
①手のひらに適量を取ります。
両手のひらに伸ばして、頬からTゾーン以外の全体に馴染ませます。
乾燥しやすい部分は丁寧に扱っていきましょう。
②Tゾーンは控えめにつけていきます。
特に皮脂分泌が多い人は注意しましょう。
③乾燥しやすい部分に重ね付けをします。
仕上げに、両手の手のひらで顔全体を包んで優しく押さえます。
ちなみに、目もとや口もとなどの乾燥しやすい部分に効果的です。
少量の乳液やクリームはでマッサージをすると、
摩擦が刺激になって肌を傷めてしまう可能性があります。
摩擦を少なくする為にたっぷり乳液やクリームを利用する場合は、
多過ぎないように注意しましょう。
油分が肌の負担となる事があるからです。