雷の発生方法について

落雷は、積乱雲(雷雲です)によって引き起こされます。

基本的に雷は、夏に発生するイメージが強いです。

しかし、実際は北陸地方の冬でも落雷が頻発しています。

そして冬の落雷は、半世紀で2.5倍程度も増加しています。

主な原因は、地球温暖化の影響で上空の気温が下がりきらない事です。

さらに、送電設備や風力発電施設などの被害は少ないです。

特に冬場になると、外出する人が減少するので人的被害が少ない傾向があります。

目次

雷の発生方法について

雷は、雲と雲との間や雲と地上との間の放電によって、光と音を発生する自然現象です。

そして空気が薄い場合は、摩擦(分子が少ないからです)が生じにくいので通りやすいです。

つまり、雷は空気が薄い場所を選んで進行します。

さらに湿度が高い場合は、水に含まれている分子や金属物質が多いので電気が通りやすいです。

つまり、雷は湿度が高い場所を選んで進行します。

 

①強い日差しを受けた湿った空気が温められます。

その後、上昇気流が発生します。

空気が冷やされた水蒸気は、水の粒になって雲ができます。」

●上昇気流は、上向きの大気の流れです。

大気が上昇すると、次第に温度が下がって水蒸気飽和して雲になります。

降水による悪天に繋がる傾向があります。

 

②上昇気流がさらに上空に向かいます。

水の粒は、冷却されて氷になります。

そして水の粒は、雲の中でぶつかり合って摩擦による静電気が生じます。

●静電気は、物質内に溜まった状態の電気です。

 

③氷の粒が衝突を繰り返す事で大きな粒は、マイナスの電気を帯びて下の方向へ向かいます。

小さな粒は、プラスの電気を帯びて上の方向へ向かいます。

 

④マイナスの電気に引き寄せられて、地上にプラスの電気が集まっていきます。

一定の量を超えると、雲から地面に電気が流れ落ちます。

つまり、雷が発生します(落雷です)。

結果的に雲の中で発生している雷が1部として地上へ雷が落ちます。

雷の仕組みについて

湿った空気が温まって上昇気流になります。

そして湿り気は、上空で雲になります。

さらに冷えて、小さな粒になります。

小さな氷の粒は、上昇しながら大きくなります。

しかし、一定の重さになると、下に落ち始めていきます。

 

上昇してくる小さな粒と衝突します。

氷の粒同士は、電子取引をします。

大きな粒がマイナスの電荷、小さな粒がプラスの電荷を帯びています。

そして雲の下側にマイナスの電荷が溜まっていきます。

地表付近は、プラスの電荷が集まっていきます。

●電荷は、電荷とは帯電したモノが持っている電気の量です。

陽子に比べて電子が多いとマイナス、電子が少ないとプラスです。

●電子は、素粒子の1つです。

原子核の周りに分布して原子を構成している負の電気素量を持っています。

 

一定の量を超えると、雲から地面に向かって放電します。

つまり、落雷です。

雷がゴロゴロとして鳴る理由は、電気の道になった空気が急速に膨張して、

周囲の空気を激しく振動させるからです。

一般的にゴロゴロとした音は、雲の中の雷が多い傾向です。

バリバリとした音は、地面に落ちた雷が多い傾向です。

季節の雷について

①夏の雷

日差しが強く、風が弱い季節です。

10km(キロメートルです)以上の背丈状の落雷になりやすいです。

下部は、マイナスの電気が集まって雲が発生します。

 

②冬の雷

風が強く、背丈状の低い雲になりやすいです。

上部は、プラスの電気が集まって地面近くに雲が発生します。

地面にあるマイナスの電荷が上空の雲に向かって雷を発生させます。

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