ファシネーターについて
特別な日だから特注品を着たいという憧れを持つ人は多いです。
高貴な髪飾りと花束を添えたファシネーターは、美しい帽子です。
お花畑いっぱいに咲く花と純粋な気持ちが交じり合う境界線は、
透き通る氷に近い存在になれる気がします。
より美しく、より嬉しく、より幸せな小道へ運んでくれます。
目次
ファシネーターについて
ファシネーターは、女性向けの装飾性の高い頭部用の装身具です。
別名は、カクテルハットです。
基本的には、カチューシャ、リボン、レースなどをあしらったモノです。
これは、婦人用帽子と髪飾りを合わせた工芸品です(魅惑品です)。
特に結婚式や葬儀などに利用されています。
大きな特徴は圧迫感が少ない、セットした髪型が乱れにくい、婦人用帽子の代替品です。
そして自由度が高く、アレンジが容易にできます。
髪型や髪のボリュームによって、前や横に着用する事ができます。
ヘアスプレーなどを用いると綺麗に表現できます。
さらにヘアピンやクリックなどの櫛で付けるタイプは、固定しやすいです。
アリスバンド(カチューシャです)の場合は、バンド部分を髪の毛で覆い隠す事ができます。
しかし、着ける位置が限られてくるので注意しましょう。
主なファシネーターの素材についてです。
●ウール…吸湿性が高い素材です。
●シルク…肌触りが良い素材です。
●ポリエステル…耐久性が高い素材です。
主なファシネーターの種類について
●カクテルハット…パーティ用のファシネーターです。
【参考画像】
●ウエディング・ファシネーター…結婚式向けのファシネーターです。
【参考画像】
●ヘアピン・ファシネーター…ヘアピン入りのファシネーターです。
【参考画像】
●カチューシャ・ファシネーター…カチューシャ入りのファシネーターです。
【参考画像】
●宴会・ファシネーター…宴会向けのファシネーターです。
【参考画像】
ファシネーターの歴史について
17世紀、軽量のレースのかぶりモノとしてヨーロッパ諸国で使用されていました。
1970年、ロンドン近郊で帽子商人の間で受け入れられました。
1990年、イギリスの結婚式で利用されるようになりました。
2011年04月29日、ウィリアム王子とキャサリン・ミドルトンの婚礼行事に
ベアトリス・オブ・ヨーク王女が着用していました。
新郎であるPrince Williamさんは、イギリス王位継承順位第2位です。
新婦であるCatherine Middletonさんは、イギリス王室のケンブリッジ公ウィリアム王子の配偶者です。
ちなみに、ファッションデザイナーとして活動している
Philop Treacyさん(フィリップ・トレーシーです)は、イギリスの婦人用帽子をデザインしました。
現在は、デザインやモチーフなどによって様々な用途で利用されています。
ファシネーターのサイズについて
●頭部の外周…頭部の周辺を測った値です。
日本の主なファシネーターのサイズ表についてです(参考値です)。
サイズ | 頭部の外周 |
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標準サイズ | 約55.0㎝~約75.0㎝ |