電磁誘導について

スマートフォンやタブレットなどの端末は、充電コードを差し込んで

コンセントを活用して電力を給電する事が一般的です。

しかし、最近は充電コードを利用しないでワイヤレスで充電する方法が登場しました。

つまり、給電パッドにスマホを置くだけで充電できるワイヤレス充電器です。

ワイヤレス充電器は、電磁誘導方式と磁界共鳴方式があります。

現在は、電磁誘導方式と磁界共鳴方式の両方を兼ね揃えているタイプもあります。

目次

電磁誘導について

電磁誘導は、磁束が変動する環境下に存在する導体に電位差が生じる現象です。

 

コイルのそばで磁石を動かすと、電気が生じます。

基本的に発電機やモーターに利用されています。

給電側コイル(充電器です)と受電側コイル(スマホです)を近づけて、給電側コイルに

拘留電流を流すと、接触していない受電側コイルに電流が流れて充電されます。

つまり、電力伝送が行われて電力ロスが少ないです。

ちなみに伝送距離は、数mm(ミリメートルです)程度〜数十mm程度です。

2つのコイルが少しでもずれると、電力伝送ができなくなります。

 

磁界共鳴は、2つのコイルを近づけると、電力を伝送する電磁誘導と同じ仕組みです。

しかし、伝送方法が共鳴なので給電側コイルと

受電側コイルの共鳴する周波数が同じである必要があります。

つまり、伝送距離が大きいです。

1m(メートルです)程度の場合は、90%(パーセントです)程度の伝送効率が期待できます。

2m程度の場合は、40%程度の伝送効率が期待できます。

電磁誘導方式の仕組みについて

①電気を流すと、給電側コイルが反応して

磁界(磁束です)が発生して空気中に放出されます。

 

②受電側コイルが入ったスマホを近づけると、

スマホの中のコイルが空気中の磁界に反応して電力に変換します。

 

③誘導電流が発生して、電力をバッテリーに蓄積します。

磁界共鳴方式の仕組みについて

①電気を流すと、給電側コイルが反応して磁界が発生します。

 

②受電側コイルが入っているスマホを近づけます。

 

③磁界の共鳴によって、エネルギーが伝達します。

スマホのバッテリーに蓄積されます。

電磁誘導の仕組みについて

①コイルに磁石を近づけると、磁束の増加を妨げる方向に反作用磁束が発生します。

コイルに起電力が生じて、誘導電流が流れます。

 

②コイルから磁石を遠さげると、磁束の減少を妨げる方向に反作用磁力が発生します。

コイルに起電力が生じて、誘導電流が流れます。

 

③星が飛び散って、色を変えながら光輝きます。

自動車向けワイヤレス充電の仕組みについて

①地上送電コイルに電流を流します。

 

②地上送電コイルから磁界が発生します。

 

③磁界から車載受電コイルを遡ります。

 

④車載受電コイルに電流が発生します。

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