複写機について

複写機能がある印刷機やコピー機は、大きな特徴があります。

印刷機(輪転機です)は、印刷を重視している特化タイプです。

耐久性・コスト・スピードが勝っているのがポイントです。

コピー機(複合機です)は、幅広い用途に応じる事ができる万能タイプです。

業務用・データ・機能性が勝っているのがポイントです。

電気製品が再生エネルギーに変換できるようになりました。

目次

複写機について

複写機は、本や原稿などを複写する装置です。

別名は、コピー機です。

1991年に施行された資源有効利用促進法の指定再利用良促進製品の対象製品です。

そして、使用済みの製品を再び同じ製品の生産ラインに戻す『クローズド・ループ』を採用しています。

クローズド・ループは、位置決め制御方式の1種です。

これは、使用済み製品を新品の原料に戻すリサイクル(再資源化です)ではなく、

部品のリユース(再利用です)を考慮して製品設計がされています。

現在は約73万台出荷されていて、主にオフィスや公共施設等で利用されています。

買い替える際の下取りやレンタル・リースなどの仕組みがあるので、

販路を活用した回収ができるのが強みです。

 

複写機はを回収する事業者は、メーカーや中古品販売などを目的とするメーカー以外の中古専門業者がいます。

そして中古品として流通している使用済み複写機は、構成部品の消耗度などは対象範囲外が多いです。

しかしメーカーによる回収の場合は、

メーカーによる品質保証を受けた再生部品を利用した製品が提供されるので、

ユーザーが安心して利用できます。

さらに使用済み複写機から取り出した部品を新品用の部品としてリユースする事が多く、

使用済み製品そのモノを分解して交換や洗浄等をして再び組み立てる再生機を生産するメーカーは少ないです。

ちなみに資源有効活用ができる再生機は、メーカーの品質保証があります。

複写機のリサイクル方法について

複写機の再生方法は、複写機そのモノとしてのリユース、

部品としてのリユース、燃焼や材料としてのリサイクルなどの最適な方法を選べます。

そして複写機を回収する際は、

全社で共有するデータベースから複写機1台ごとの製品情報を引き出して再生方法が決定されます。

回収センターに集められた複写機は、再生方法によってそれぞれの処理現場に運ばれます。

再生品として決まった複写機は、製品再生センターで交換箇所の確認後、

本体・基板・感光体・スキャナー・外装カバーなどを取り出します。

ちなみにゴミを取り除いた後は、新品の生産ラインとほぼ同じ工程です。

さらに完成された再生機は約80%以上のリユース部品で構成されています。

外装カバーを含めると約95%の再利用率を誇ります。

一般的な複写機の使用期限は5年程度ですが、再生機として使用すると最長で10年程度利用する事ができます。

二酸化炭素の排出量も約40%削減する事ができて、同型の新造機よりも低価格で提供する事が可能です。

 

複写機のリサイクルの手順についてです。

回収・再生方法の決定→診断・分解→クリーニング・組み立て→調節・検査・仕上げです。

回収・再生方法の決定…販売者や保守業者は回収現場で、製品情報を確認します。

そして、再生方法や運搬ルートを決定します。

再生機に適した複写機は、製品再生センターに運ばれます。

診断・分解…製品再生センターに搬入された複写機を診断して、

交換部分や分解度合いなどの再生作業内容を専用の診断シートに書き込みます。

基本単位(本体・各ユニット・外装カバーなどです)に分解して、専用棚車に乗せて再生作業をします。

クリーニング・組み立て…本体と各ユニットにこびりついたカーボンなどの

粉じんをブロワで吹き飛ばしていきます。

そして、IC基板は、消耗部品を交換します。

その後、本体をベースとして周辺機器を取り付けていきます。

調節・検査・仕上げ…電気系統などのコンディションを調整して、

画像や印字テストなどの検査を経て、同社の最盛期を示すマークやラベルを貼りつけて完成です。

そして、リユース目的で作成された専用の梱包材で包装して出荷されていきます。

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