ブルマーについて

夏季五輪大会や冬季五輪大会が開催される度に、大きな感動を呼び寄せています。

オリンピックは、国際オリンピック協会が開催する世界的なスポーツ大会です。

陸上競技、体操競技、新体操、競泳、水泳、バレーボール、ハンドボール、ビーチバレーなどがあります。

ブルマーを着用している女性選手がいました。

機能性が高いブルマーは、スポーツ分野に大きな影響力を及ぼしました。

目次

ブルマーについて

ブルマーは、主に女性が運動を行う際に下半身に着用するボトムスです。

別名はブルマ、ブルーマー、ブルーマなどです。

ボトムスは、下半身に着用する服です。

学校でお馴染みの体育の授業に着用される体操服やスポーツ用パンツなどとして使用されています。

そして陸上競技選手やバレーボール選手などが穿いているユニフォームパンツも含みます。

具体例は陸上ブルマー、バレーブルマー、オーバーパンツなどです。

さらにチアリーダーが、ミニスカートの下に穿くコスチュームパンツもあります。

 

大きな特徴は、防寒対策や月経などで衣服が汚れるのを防ぐ効果があります。

月経(生理です)は、健康な成熟女性に一定の周期で規則的に起こる生理的な子宮出血です。

ショーツの上から重ね履きとして使用されています(下履き用のショーツもあります)。

そしてパンチラ防止策として、スカートの下に着用される事があります。

ショーツは、股下が短い女性用下着です。

さらにブルマーは、ショーツよりも厚地で伸縮性があります。

腰のゴムが太く、裾にゴムが入っています。

股上が下着と比較すると深いです。

 

主にスポーツ用のブルマーは、陸上競技やバレーボールなどに用いられています。

女子バレーボールはアルゼンチン、フランス、スペイン、ポルトガル、

ギリシャ、ポーランドなどに採用されています。

しかし、ほとんどのヨーロッパのクラブチームは廃止されています。

日本のバレーブルマーではなく、薄い生地で使用されたハイレグタイプ(デザインの1種です)が多いです。

 

女子陸上選手は特に激しい動きに対応する競争や跳躍選手などに利用されています。

現在は動きやすさを重視しているので、セパレートタイプ(分離している事です)が多いです。

そして中長距離走やマラソンなどは、ブルマーからスパッツやランニングパンツに移行しています。

 

小学校や中学校などで水着を利用される際に用いられる事がありました。

着衣水泳の授業や遭難時の訓練などです。

現在は、海女が防寒対策として下着の上から着用されています。

海女は海に潜って、貝類や海藻などの漁をする者です。

主なブルマーの種類について

体操着用ブルマー…学校等の体操服用のブルマーです。

【参考画像】

チア用ブルマー…パンチラ対応をしているブルマーです。

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オーバーショーツ…防寒対応をしているブルマーです。

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バレー用ブルマー…バレーボール用のブルマーです。

【参考画像】

陸上競技用ブルマー…陸上競技やマラソン用のブルマーです。

【参考画像】

ブルマーの歴史について

19世紀、コルセットで腹を占めるような下着に反発した女性解放運動によって、

自由度が高い下着(ゆとりのある下着です)が考案されました。

これは、拘束型衣服から女性衣服に移行した革新的な出来事です。

その後、運動着として利用できるようなボトムスとして改良されていきました。

当時は、ニッカーボッカーズのような丈がありました(膝下付近までありました)。

ニッカーボッカーズは、ズボンの1種です(ゆったりとした膝下丈のズボンです)。

1903年、教育学者である井口阿くりさんが留学先のアメリカ合衆国から持ち帰ったブルマーが、

学校の体操服として女学校で採用されました。

1964年、化学繊維の発達によって、ぴったりフィットしたショーツタイプが日本で普及しました。

当時は、ちょうちんタイプのブルマーが大きなシェアを占めていました。

その後、オリンピックや国際競技で公式に使用されるようになりました。

裾が折り返したショートパンツが主流になって、短パンブルマーが流行りました。

学校指定体操服として採用されました。

1990年、スポーツ用ブルマーは女子バレーボール選手が主流でした。

その後、ショートパンツ(短いスパッツです)に代わっていきました。

しかし、ブルマーが性的好奇心の対象物として認知されるようになりました。

盗撮や窃盗などの社会問題が多くなりました。

21世紀、学校や保護者を中心にブルマー廃止運動が高まりました。

公立学校は2004年、私立学校は2005年を最後に学校指定ブルマーが廃止されました。

その後、ハーフパンツ(中間的な丈のズボンです)が採用されました。

現在は、見せパンやコスプレなどの幅広い用途に利用されています。

ブルマーのサイズについて

ヒップ…骨盤の一番広い部分で測った値です。

ウエスト…肋骨から縫い骨盤の間のくびれた部分で測った値です。

日本の主なブルマーのサイズ表についてです(参考値です)。

サイズ ヒップ ウエスト
Sサイズ 約85.0㎝~約89.0㎝ 約60.0㎝
Mサイズ 約88.0㎝~約92.0㎝ 約63.0㎝
Lサイズ 約91.0㎝~約95.0㎝ 約66.0㎝
LLサイズ 約94.0㎝~約98.0㎝ 約69.0㎝

 

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