軸流送風機について
軸流送風機は、単板状の羽根車をモーターで回転させて、
空気の吸込みと吹出しが軸方向で行われます。
つまり、回転する羽根から空気を吸い込んで押し出します。
そして送風機は、空気調和の1つである気流に関連しています。
さらに、換気に必要な要素です。
主に送風機単体でダクト(風道です)に接続するタイプや
空調機・ファンコイルユニットに組み込まれているタイプなどがあります。
ちなみに軸流ファンの羽根は、軸に平行です。
空気は、同じ方向にファンの中を出入りします。
軸流ファンの設計は大量の気流を生成します。
羽根の配置によって、気流の圧力を調整する事ができます。
軸流送風機について
軸流送風機は、軸流ファンのブレード(羽根です)が軸と一直線上にあります。
つまり、より大きな低圧の気流が可能です。
そして軸流送風機は、低圧出力です。
遠心送風機よりも軽量になる傾向があります。
しかし、遠心ファンよりも騒音が大きいです。
①換気扇
別名は、プロペラファンです。
主に家庭向け台所で利用されています。
風の方向は、電動機の軸に沿って流れています。
羽根の直径は、10cm(センチメートルです)程度〜40cm程度です。
静圧は、0Pa(パスカルです)程度〜30Pa程度です。
●静圧は、空気を押し出す圧力です。
②圧力扇
別名は、有圧換気扇です。
主に工場や厨房の排気などに利用されています。
つまり、静圧が取れる換気扇です。
羽根の直径は、20cm程度〜50cm程度です。
騒音が少しありますが、風の流れがスムーズになる
ベルマスク(釣鐘状の板材です)付きを利用すると、騒音を防ぐ事が可能です。
③軸流送風機
モーターを内部に取り付けた直結型と
ケーシング(掘削で使われている鋼管です)を外部に取り付けたベルト駆動型があります。
羽根の直径は、20cm程度〜300cm程度です。
静圧は、200Pa程度〜600Pa程度です。