古代文明と水について

地球上で暮らしている人々が、1人当たりが恩恵を受けている降水量は多く受けています。

地球の陸地は、毎年約110兆㎥(立方メートルです)の雨が降っているという説があります。

これは世界の人口を約60億人とした場合は、

1人当たり毎日約50t(トンです)の降雨の恩恵を受けています。

ちなみに、海上に降り注いでいる雨や雪は含まれていません。

水に関しては、必要以上の恵みを受けている事になりますね。

目次

①古代四大文明と水について

降雨は十分すぎる降水量を誇っていますが、水不足に陥っている問題が生じています。

毎日約1000人ぐらいの人々が姿を消しています。

大きな問題になっている原因は、水不足です。

降雨の場所や時間帯が違う事によって問題視されています。

人々は、水分補給の容易さや水の安定供給などが求められるようになりました。

このような好環境を求めて、人類は進化していきます。

古代文明が大きく繁栄した要因として、水の供給源がある事です。

古代四大文明は、エジプト文明(ナイル川流域地域です)、

メソポタミア文明(チグリス・ユーフラテス川流域地域です)、

インダス文明(インダス川流域地域です)、

黄河文明(黄河流域地域です)です。

人類の歴史が、水と深い絆がある事を物語っています。

そして、文明の発展が進行した主な要因についてです。

生活水準に適した水の供給源の確保…人が暮らしていく為に大量の水が必要です。

運搬の利便性…大量の荷物を運ぶ為の舟を利用に必要です。

作物の適地適作…豊かな養分を下流に運ぶ為の農業に必要です。

水源に人々が集まると都市化に発展します。

飲料水の需要が高くなり、水道という水と安定供給を兼ね揃えた新発明を生み出します。

②ローマ帝国時代の水利用について

ローマ帝国時代に衛生面の基礎として大量の水を供給できる事が、

必要不可欠であるという思想が広がりました。

そして、ローマ水道を開設しました。

Appius Claudius(アッピウス・クラウディウスです)さんが、

ローマ初の上水道であるアッピア水道を建設しました。

インフラの父として有名ですね。

アッピウス水道は、基本的に防衛と汚染目的で地下に建設されました。

地下に通せない場合は、水路橋を建設しました。

当時は低い場所から高い場所へ水を吸い上げる技術が未熟だったので、

水源から目的地までなだらかな傾斜によって運搬していました。

さらに運搬利用だけではなく、浄化利用もされています。

大量の水を調整池に集められて、

沈殿槽で不純物を取り除きました。

③都市ローマ水道について

ローマ帝国時代に11個の水路が建設しました。

これは1日当たり、約113万㎥の水を供給していたという説があります。

建設年 水道名
紀元前312年 アッピア水道
紀元前272年~紀元前269年 旧アニオ水道
紀元前144年~紀元前140年 マルキア水道
紀元前125年 テプラ水道
紀元前33年 ユリア水道
紀元前19年 ヴィルゴ水道(トレヴィの泉です)
紀元前2年 アルシエディナ水道(飲料水の利用不可です)
38年~52年 クラウディア水道
38年~52年 新アニオ水道
109年 トライアーナ水道
226年 アレクサンドリナ水道

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