米国株の指数について
世界的に有名な指数は、NYダウです。
アメリカ合衆国の様々な業種の代表的な30銘柄で構成されています。
そしてS&P500は、流動性が高い大型株の500銘柄で構成されています。
さらにナスダック総合指数は、成長株が多い上場銘柄で構成されています。
つまり、株式の売買が活発に行われている市場は株式売買が成立しやすいです。
目次
米国株の指数について
①ダウ・ジョーンズ工業株価平均
設立日は、1896年05月26日です。
銘柄市場は、ニューヨーク証券取引所、ナスダックです。
組入銘柄数は、30銘柄です。
構成比は、一般消費財が18.5%(パーセントです)、金融が17.9%、テクノロジーが17.6%、
ヘルスケアが17.4%、資本材が16.9%、生活必需品が7.2%、石油・ガスが1.9%、
通信が1.3%、素材が1.2%です。
算出先は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスです。
大きな特徴は、100年以上の歴史を誇っていて時代を反映した銘柄で構成しています。
②スタンダード・アンド・プアーズ500種指数
設立日は、1957年03月04日です。
銘柄市場は、ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、ナスダックです。
組入銘柄数は、500銘柄です。
構成比は、テクノロジーが28.5%、金融が15.3%、一般消費財が15.0%、ヘルスケアが12.8%、
資本材が12.0%、生活必需品が7.5%、公益が2.9%、石油・ガスが2.3%、素材が1.9%、
通信が1.8%です。
算出先は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスです。
大きな特徴は、時価総額や売買金額の流動性などの上位銘柄で構成しています。
NYダウよりも現在の経済構造を表現した銘柄が多いです。
③ナスダック総合指数
設立日は、1971年02月05日です。
銘柄市場は、ナスダックです。
組入銘柄数は、3000銘柄以上です。
構成比は、テクノロジーが56.0%、一般消費財が21.9%、生活必需品が9.1%、
ヘルスケアが6.0%、資本材が4.9%、通信が1.3%、公益が0.6%、素材が0.2%です。
算出先は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスです。
大きな特徴は、NASDAQに上場している3000以上の銘柄の
時価総額加重平均で算出した指数で構成しています。
株式指数の変化について
①上昇率
●1998年12月〜2000年03月は、ITバブル時期です。
NYダウが+20%増、S&P500が+29%増、NASDAQ総合指数が+135%増です。
●1991年03月〜2021年03月は、過去平均30年間です。
NYダウが+1130%増、S&P500が+1060%増、NASDAQ総合指数が+2750%増です。
②下落率
●2000年04月〜2002年09月は、ドット・コム・バブル崩壊時期です。
NYダウが-30%増、S&P500が-46%増、NASDAQ総合指数が-74%増です。
●2008年09月〜2009年02月は、リーマン・ショック時期です。
NYダウが-39%増、S&P500が-43%増、NASDAQ総合指数が-42%増です。
③日経平均株価
●1991年03月〜2021年03月は、過去平均30年間です。
日経平均が+100%程度増です。
米国株の指数解説について
①ダウ・ジョーンズ工業株価平均
構成銘柄の条件は、業種分散、多国籍企業、
グローバル・ブランドを保有している企業などです。
基本的に時代に合わせて採用検討開始します。
銘柄入れ替えは、必要に応じて不定期で行います。
②スタンダード・アンド・プアーズ500種指数
構成銘柄の条件は、時価総額が最低金額131億ドル(約1兆4000億円です)以上、
株式売買高の強度、本拠所在地がアメリカ合衆国、
直近の4四半期の利益が黒字で財務指標が健全な状態、
株式市場に出回っている株の割合である浮動株が最低50%以上などです。
基本的に最低上場後12ヶ月後に採用検討開始します。
銘柄入れ替えは、必要に応じて不定期で行います(業種分散目的です)。
③ナスダック総合指数
構成銘柄の条件は、ニューヨーク証券取引所の規定よりも緩いです。
基本的にハイテク株やネット関連株が多いです。
銘柄入れ替えは、必要に応じて不定期で行います。
特にナスダック100の場合は、過去の上昇率がナスダック総合指数を大きく上回りました。
ちなみにナスダック100指数は、NASDAQ市場の
非金融上位時価総額100銘柄で構成しています。
●1996年03月〜2021年03月のナスダック総合指数は、NASDAQ総合指数が+1100%程度増です。
●1996年03月〜2021年03月のナスダック100指数は、NASDAQ-100指数が+2000%程度増です。
ちなみに過去3年間の平均売上高成長率は、年率18.86%です。