妊娠中のサプリメントと薬について【妊娠・出産・育児マニュアル】
ママが無意識で飲んでしまったサプリメントや薬が、
赤ちゃんを苦しめる事になる可能性があります。
そして、妊娠時期によって薬の影響は変わっていきます。
さらに妊娠中に病気や持病がある場合は、医師の判断で薬を服用した方が良い場合もあります。
ちなみに自己判断で服用をやめてしまうと、
母子とともに危険な状態を引き起こす原因になります。
目次
妊娠中のサプリメントと薬について
妊娠中の薬やサプリメントは、自己判断で飲まない事です(産科医に相談をしましょう)。
持病や薬・サプリメントを飲み続けている人の場合は、
妊娠判明後の服用に関して、かかりつけ医に相談をします。
ちなみに市販薬は、用法や用量を守って服用をします。
①妊娠0週〜妊娠3週
妊娠が分かる前は、飲んだ薬が赤ちゃんに影響する事はほとんどありません。
②妊娠4週〜妊娠9週
赤ちゃんの脳、脊髄、内臓などの器官がつくられる器官形成期です。
薬の影響を受けると、細胞分裂に支障が生じて赤ちゃんに形態異常が起こる事があります。
赤ちゃんが最も薬の影響を受けやすい時期について
臓器 | 影響度が高い時期 |
---|---|
心臓 | 妊娠4週以降 |
中枢神経 | 妊娠4週以降 |
目 | 妊娠5週以降 |
耳 | 妊娠5.5週以降 |
手足 | 妊娠5.5週以降 |
唇 | 妊娠6週以降 |
舌 | 妊娠7週以降 |
性器 | 妊娠8週以降 |
妊娠中の市販薬とサプリメントの使い方について
①栄養補強剤
ビタミンAやビタミンDなどを過剰に摂取すると、赤ちゃんに形態異常が起こる恐れがあります。
基本的に葉酸サプリは、初期に積極的に摂取する事で、
神経管閉鎖障害の発症リスクが低減されやすいです。
②漢方薬
基本的に植物や動物などの自然の材料で作った生薬を配合したモノです。
症状や体質に合わない薬を使用すると、副作用が生じる事があります。
服用する場合は、産科医に相談をしましょう。
③便秘薬
主に腸を刺激して動かす即効性タイプと水分を含んで膨張するタイプがあります。
ちなみに産科人科で処方される場合は、副作用の少ない酸化マグネシウムです。
服用する場合は、担当医と相談をしましょう。
④抗菌薬
基本的に市販ではなく、医師の処方によって使用されます。
主に疾患の原因である菌を対策が
服用する場合は、担当医と相談をしましょう。
⑤胃腸薬
基本的に副作用がほとんどないですが、必要に応じて産科医に相談をしましょう。
主に胃酸を中和する制酸薬や鎮痛薬などを配合されている事があります。
ちなみに、整腸薬も含みます。
⑥解熱鎮痛剤
基本的に妊娠中はアセトアミノフェンやエテンザミドなどが処方されます。
妊娠後期に非ステロイド系抗炎症薬は、赤ちゃんの循環機能に影響する事があるので、
自己判断で使用せずに、産科医に相談をしましょう。
⑦総合感冒薬
主にカフェインや鼻yt眠剤などを加えたモノです。
短期間の服用の場合は、赤ちゃんに影響する事は少ないですが、
自己判断せずに主治医に相談をしましょう。
⑧局所外用薬
基本的に炎症を鎮めたり、痛みをとっていく薬です。
局所的に使用される場合は、体に吸収される量は少なく、赤ちゃんへの影響も低いです。