【定期テスト対策】元素・原子・分子・単体・化合物・元素記号・化学式・質量保存の法則・定比例の法則・水の電気分解・化学反応式【高校入試】
目次
原子と分子について
●原子…物質を作っている最小の粒子です。
化学変化によって、これ以上に分ける事ができない物質です。
そして種類が変わったり、無くなったりしないです。
さらに、それぞれ決まった質量と大きさがあります。
ちなみに物質の成分を表す時は、元素として使用されます。
●分子…物質の性質を持つ最小の粒子です。
いくつかの原子が集まってできています。
●単体…1種類の原子からなる物質や分子です。
具体例は酸素、水素、銅などです。
●化合物…2種類以上の原子が化合してできた物質や分子です。
具体例は水、酸化鉄、エタノールなどです。
●元素記号…原子を表す記号です。
具体例は窒素(Nです)、炭素(Cです)、ナトリウム(Naです)
●化学式…原子の記号を利用して物質を表したモノです。
具体例は水素(H₂です)、水は(H₂Oです)、二酸化炭素(CO₂です)などです。
☆物質の状態☆
●固体…原子と分子同士が規則正しく統合している状態です。
●液体…原子同士の結合が切れて、ばらばらの状態です。
●気体…原子1個ずつが自由に飛び回っている状態です。
質量保存の法則と定比例の法則について
●質量保存の法則…化学変化の前後で反応した物質の質量の総和と
生成した物質の質量の総和が等しい事です。
●定比例の法則…物質はある一定の質量比で化合したり、分解したりする事です。
金属が酸化する時、それぞれの金属の質量と化合する酸素の質量は比例します。
●水の電気分解…水を電気分解すると+極(陽極です)は酸素・-極(陰です)は水素が発生して、
体積比が2:1です(質量比は1:8です)。
☆化学変化と体積と質量の関係☆
薄い酸の水溶液に金属を入れた時、酸が十分にある場合に入れた金属の質量と
発生する気体(水素です)の体積は比例します。
化学反応式について
●化学反応式…化学変化の様子を化学式を使用した原子や分子で表したモノです。
質量保存の法則によって左辺と右辺は、原子の種類と数は変わりません。
●水…水素+酸素です。
2H₂+O₂→2H₂O
●硫化鉄…鉄+硫黄です。
Fe+S→FeS
●酸化銅…銅+酸素です。
2Cu+O₂→2CuO
●酸化銀…銀+酸素です。
4Ag+O₂→2Ag₂O
●酸化マグネシウム…マグネシウム+酸素です。
2Mg+O₂→2MgO
●炭酸カルシウム+塩酸(塩化水素です)…塩化カルシウム+水+二酸化炭素です。
CaCO₃+2HCl→CaCl₂+H₂O+CO₂
●炭酸水素ナトリウム…炭酸ナトリウム+水+二酸化炭素です。
2NaHCO₃+2HCl→Na₂CO₃+H₂O+CO₂