【定期テスト対策】磁石・磁力・磁界・磁力線・電力・熱量・電磁誘導・誘発電流・モーター【高校入試】
目次
磁石と磁界について
磁石は、2つの磁極(N極とS極です)をもっていて双極性の磁場を発生させる源の物体です。
磁力…2つの磁石の磁極を接近させると、互いに力を及ぼす力です。
磁界…磁石の働いている空間です。
磁力線…磁界の各点での磁界の向きを表す線です(実在する線ではないです)。
主な特徴は磁石のN極からS極に向かう事、交わったり途中で消えたりはしない事、
磁力線が密な所ほど磁界は強くなる事です。
電流の磁界について
導線に電流を流すと周辺に磁界ができます。
コイルに電流を流すと磁界ができます。
磁界の強さは電流の巻き数、強さ、鉄心の太さに比例します。
磁石の磁気と磁極の間に導線を置いて電流を流すと、
電流の磁界と磁石の磁界が作用して導線が動きます。
右ねじの法則…電流の流れる向きをねじの進む向きと一致させた場合は、
電流の作る磁界の向きが右ねじを回す向きと一致します。
モーター…電流が磁界から受ける力を利用したモノです。
電磁誘導と誘発電流について
電磁誘導…コイル内に磁界の変化を与えるとコイルに電圧が生じて、
閉じた回路に電流が流れる現象です。
誘導電流…電磁誘導によって流れる電流の事です。
コイルに生じる誘発電流は、コイルの中の磁界の変化を妨げる向きに流れます。
大きな特徴はコイルの巻き数が多いほど大きい点、コイルの中の磁界の変化がはやいほど大きい点、
磁界が強いほど大きい点です。
発電機…電磁誘導によって発電するモノです。
電流の強さや向きが変化する交流に変化します。
電磁誘導の生み出し方は、コイルの間で回す方法と磁界内で回す方法などがあります。
電力と熱量について
電力…電気器具の能力を表す量です。
単位は、W(ワットです)です。
公式は、電流P(Wです)=電流I(Aです)×電圧V(Vです)です。
ちなみにAはアンペア、Vはボルトです。
熱量…電熱線に電流を流した際に発生する熱です。
大きな特徴は、電力に比例します。
単位はJ(ジュールです)です。
1Wの電力を1秒間使用した時に発生する熱量は1Jです。