【定期テスト対策】音読み・訓読み・同音異義語・同訓異義語・三字熟語・四字熟語【高校入試】
目次
六書について
六書は、漢字の造字の原理を6種類の区別したモノです。
●象形文字…物の形をそのまま表したモノです。
具体例は木、川、山などです。
●会意文字…2つ以上の字を組み合わせて、新しい意味の文字を作ったモノです。
具体例は林、明、暗などです。
●指示文字…抽象的で符号で表したモノです。
具体例は一、ニ、三などです。
●形成文字…構成の一方で意味、他の一方で発音を表したモノです。
具体例は持、河、晴などです。
●仮借…音だけを借りるモノです。
具体例は亜米利加、英吉利、仏蘭西などです。
●転注…元の字とは別の意味に変わるモノです。
具合例は、楽(笑顔の意味、音楽の意味です)などです。
漢字の表現について
●音読み…中華人民共和国から伝来された発音です。
具体例は翼(よくです)などです。
●訓読み…日本語式の読み方です。
具体例は翼(つばさです)などです。
●呉音…古墳時代に伝来された中国南方系の読み方です。
具体例は、読経(どきょうです)などです。
●漢音…奈良時代に伝来された中国北方系の読み方です。
具体例は、経済(けいざいです)などです。
●唐音…鎌倉時代に伝来された江南浙江方系の読み方です。
具体例は、看経(かんきんです)などです。
●同音異義語…音が同じで意味の異なる語です。
具体例は、ほしょう(保証、保障、補償です)などです。
●同訓異義語…訓が同じで意味の異なる語です。
具体例は、おさめる(納める、収める、治める、修めるです)などです。
語句の表現について
●三字熟語…漢字3文字で表現された語です。
【パターン1】3字が別々で、それぞれ対になっている語句です。
具体例は衣食住、上中下、小中高などです。
【パターン2】2字の熟語の上に修飾語が付いた語句です。
具体例は食生活、大自然、日文学などです。
【パターン3】2字の熟語の上に否定語が付いた語句です。
具体例は非常識、無関心、不祥事などです。
【パターン4】2字の熟語の下に別の意味を加えた語が付いた語句です。
具体例は体育祭、文化祭、地下道などです。
【パターン5】2字の熟語の下に様子を表す語が付いた語句です。
具体例は積極的、農業用、活性化などです。
●四字熟語…漢字4文字で表現された語です。
【パターン1】4字が別々の意味で、それぞれ対になっている語句です。
具体例は春夏秋冬、起承転結、喜怒哀楽などです。
【パターン2】上の2字と下の2字が主語と述語の関係がある語句です。
具体例は群雄割拠、大山鳴動、旭日昇天などです。
【パターン3】上の2字と下の2字が修飾や被修飾の関係がある語句です。
具体例は昼夜兼行(連用修飾語です)、国家試験(連体修飾語です)などです。
【パターン4】上の2字と下の2字が対立する関係がある語句です。
具体例は半信半疑、質疑応答、有名無実などです。
【パターン5】上の2字と下の2字内に数字が使用されている語句です。
具体例は一期一会、十人十色、一日千秋などです。
【パターン6】上の2字と下の2字が似た意味の語を重ねた語句です。
具体例は悪戦苦闘、栄枯盛衰、公明正大などです。
【パターン7】上の2字と下の2字が同じ文字を重ねた語句です。
具体例は正々堂々、三々五々、是々非々などです。