会社員のメリットとデメリットについて
定年まで勤められる終身雇用制度、勤続年数で給与が上がる年功序列制度などは、
時代によって難しくなってきています。
多くの企業は、常に存続を問われる厳しい競争下におかれています。
生存競争に残っていく為に、人件費(最大の固定費です)を変動費化が進められています。
成果を出した人には大きな報酬を与える実力主義、派遣社員の登用、
アウトソーシング、外部委託、業務委託の活用などを駆使しています。
会社は社会の学校です、会社員は学校の優等生です。
目次
会社員のメリットについて
①雇用関係を結んでいる事です。
毎月のお給料が銀行口座に振り込まれるので、収入の安定が見込みやすいです。
そして有給休暇、給与保障、社会保険などの福利厚生が
充実している事です(企業によって異なります)。
特に正社員の場合は、退職金制度などの特典もあります。
ちなみに社会保険の半分は、会社が負担してくれます。
つまり、安心して仕事に取り組む事ができます。
②自分の仕事に集中する事ができます。
担当業務以外は、会社がやってくれるので、自分の仕事に集中できます。
独立や起業の場合は、本来の仕事以外に税金の計算や申告、営業から代金回収などの
自分でやらないければならない事があります。
③専門的なスキルを習得しやすいです。
実践的なキャリアを積める理想的な学校です。
さらに、社長や上司などを反面教師にする事ができます。
学べる事が多いので、対人関係や業務作業などの細かい作業を勉強できます。
ちなみに大企業の場合は、取引先や大きなプロジェクトなどの仕事に関わる事ができます。
会社員のデメリットについて
①選択の自由が制限される事です。
社員契約を結んでいるので、仕事内容や上司などを自分で選ぶ事が難しいです。
会社の方針や上司の命令などは、原則的に従わなければいけません。
自分の考え方と合わなくなったり、社内の人間関係が上手くいかなかったりすると、
かなりのストレスを抱える事があります。
②会社名が看板です。
雇用されている以上、会社の利益にどれだけ貢献できたかが評価の対象ですが、
自分が思うような評価を得られない事があります。
やりたくない仕事を任されたり、希望しない部署へ配属されたり、
自分の思うようにいかない事が多いです。
会社員の覚悟について
仕事は、プロ(技術力です)である事が要求されます。
あなたの得意分野や他人に負けない部分などのアピールができるスキルを習得していきます。
自分の能力やスキルを最大限に発揮できる習慣が大切です。
他者に認めてもらえるように伝えられる力、お客様のニーズや要求を素早く察知する力、
どう対処すれば良いかが明確に判断できる力などの現場対応が必要です。
特にコスト意識や計数管理能力も要求されます。
基本的に会社員は、利益を出す事が重要視されています。
総合的なコントロールができる人がプロとして歓迎されます。
つまり、多くの企業は経営が分かるプロフェッショナルを追求しています。
自分は何を提供できるのか、それでいくらお金を頂く事ができるのか、
自分の市場価値を高めていく事が大切です。