【就活】出版【業界研究】
出版業界は、取次などの返品率の改善に取り組んでいます。
そして各社は、売れ行きに応じてインセンティブ(追加報酬です)や
ペナルティ(反則行為に対する罰則です)などを与える契約が多いです。
最近は、AI(人工知能です)を利用した出版物流の効率化を高める動きが見えます。
さらに電子書籍市場は、拡大傾向になっているので、
紙の出版物の落ち込みを補う構図を描いています。
目次
出版について
出版産業は、成長率がまずまずです。
基本構造は出版社(メーカーです)、取次(卸売です)、書店(小売です)です。
現在は、電子書籍の発展で電子取引や電子書店などの分野が生まれています。
ちなみに、印刷会社も再編で大きく関わってきています。
出版科学研究所の2018年度の紙の出版紙の市場規模が、1兆2921億円です。
1996年(ピーク時です)よりも半分以下に落ち込みました。
そして、紙の出版物は減少傾向です。
特に正規品でない漫画作品を違法でコピーした海賊版サイトの影響も大きいです。
さらに物流費の高騰を受けて、取次業界は大手会社と連携する動きが目立ちます。
物流拠点を統廃合して、物流効率を高めました。
最近、ネット通販サイトが売れ残っても出版社に返品しない買取モデルで、
書籍や雑誌の仕入れに乗り出しました。
国内の出版について
①集英社は、総合出版最大手企業です。
売上高は、1164億円です。
営業利益は、25億円です。
②講談社は、総合出版大手企業です。
売上高は、1204億円です。
営業利益は、28億円です。
③小学館は、総合出版大手企業です。
売上高は、970億円です。
営業利益は、43億円です。
④KADOKAWAは、情報出版大手企業です。
売上高は、2086億円です。
営業利益は、27億円です。
⑤リクルートホールディングスは、情報出版大手企業です。
売上高は、7214億円です。
営業利益は、1724億円です。
⑥インプレスホールディングスは、デジタルメディア大手企業です。
売上高は、128億円です。
営業利益は、2億円です。
⑦ぴあは、チケット販売最大手企業です。
売上高は、1799億円です。
営業利益は、13億円です。
⑧ベネッセホールディングスは、通信教育大手企業です。
売上高は、4394億円です。
営業利益は、162億円です。
⑨学研ホールディングスは、学習参考書大手企業です。
売上高は、1070億円です。
営業利益は、36億円です。
⑩ゼンリンは、住宅地地図最大手企業です。
売上高は、637億円です。
営業利益は、58億円です。
国内の出版取次について
①日本出版販売は、出版取次最大手企業です。
売上高は、5457億円です。
営業利益は、10億円です。
②トーハンは、出版取次第2位大手企業です。
売上高は、4166億円です。
営業利益は、38億円です。
③大阪屋栗田は、出版取次第3位大手企業です。
④メディアドゥホールディングスは、電子取次大手企業です。
売上高は、505億円です。
営業利益は、14億円です。
⑤イーブックイニシアティブジャパンは、電子取次大手企業です。
売上高は、147億円です。
営業利益は、5億円です。
⑥ハピレスは、電子取次大手企業です。
売上高は、191億円です。
営業利益は、19億円です。
国内の書店について
①文教堂グループホールディングスは、出版販売大手企業です。
売上高は、273億円です。
営業利益は、5億円です。
②ブックオフグループホールディングスは、中古本販売チェーン大手企業です。
売上高は、807億円です。
営業利益は、15億円です。
③紀伊國屋書店は、総合書籍大手企業です。
売上高は、1031億円です。
営業利益は、11億円です。
④メディアドゥホールディングスは、電子取次大手企業です。
売上高は、505億円です。
営業利益は、14億円です。
⑤丸善CHIホールディングスは、書店大手企業です。
売上高は、1770億円です。
営業利益は、31億円です。
⑥旭屋書店は、老舗書店大手企業です。
創業は、約70年です。
⑦TSUTAYAは、共通ポイントサービス大手企業です。
⑧有隣堂は、関東地区老舗大手企業です。
売上高は、517億円です。
⑨アマゾンジャパンは、ネット書店最大手企業です。
国内のその他の出版について
①経済・ビジネス部門
東洋経済新報社、ダイヤモンド社、日経BP、
プレジデント社、中央経済社ホールディングス、PHP研究所などです。
②文芸・総合部門
新潮社、マガジンハウス、文春秋、宝島社、
光文社、朝日新聞出版、秩桑社、徳間書店などです。