美肌の仕組みについて
今、肌トラブルを抱えていても、希望を持って正しいスキンケアを学ぶ事は必要です。
自ら美しくありたいとすると、本来の美肌要素とはかけ離れたモノに陥りがちです。
手応えが感じにくいお手入れ方法や生活習慣を変えていく事は、現実的に可能です。
美肌づくりやトラブルの原因を気づける所からスタートします。
肌の仕組みを理解すると、スキンケアのやり方も変わります。
目次
肌の仕組みについて
肌の新陳代謝であるターンオーバーが正常化になっている事が重要です。
●ターンオーバー…表皮の基底層で新しい細胞が意味出されて、
約28日間かけて有棘層、顆粒層、角層へと上がって垢(古い細胞です)となって剥がれ落ちます。
正常なターンオーバーについて
正常な肌は、しっかり成熟した細胞が均一に並んでいます。
キメの整った状態で肌のバリアが形成されています。
ちなみにターンオーバーが正常に行われていると、シミになりにくいです。
早いターンオーバーについて
成長しきれていない未熟性の肌細胞が表面に出現しやすくなります。
紫外線、乾燥、酸化などの肌への悪影響が生じやすいです。
赤みのある肌、かゆみのある肌になりやすいです。
主なトラブル例は肌荒れ、乾燥、毛穴、赤ら顔、シミなどです。
洗顔剤やピーリング剤の使用によって、ターンオーバーが早まります。
遅いターンオーバーについて
角層が厚くなって、透明感が失われます。
肌表面に汚れが残っているいるとターンオーバーが遅くなりやすいです。
加齢、運動不足、ストレスなどの代謝低下によって、発生しやすくなります。
主なトラブル例はシミ、くすみ、ゴワつき、小ジワ、ツヤ感の低下などです。
肌の潤いについて
肌の潤いは、美肌を保つ為の重要な要素です。
●皮脂膜…皮脂や汗などが混ざってできた潤いの膜です。
基本的に角質の水分の約5%を保持しています。
水分の蒸発を防いでいます。
●天然保湿因子…細胞内にあって水分を保つ働きがあります。
基本的に角質の水分の約15%を保持しています。
角層の柔軟性を保っています。
●細胞質脂質…細胞と細胞の間にあってラメラ構造によって水分を保つ働きがあります。
基本的に角質の水分の約80%を保持しています。
外部の気温、湿度、刺激から守られています。
-20℃(度です)の極寒で凍ったり、湿度が0%になっても肌内の水分が0%になりません。
肌の仕組みについて
四季の変化が大きい日本は、肌質が季節によって変わります。
夏は肌の水分量が上がって、汗とともに皮脂分泌量も多くなります。
冬は皮脂量と水分量が低下します。
ちなみに肌質は、個人差があるので自分の肌に合ったお手入れをする必要があります。