高速船の基礎知識【初心者講座~上級者講座】
日本は周囲を海に囲まれた海洋国家です。
たくさんの島々を抱えていますが、都会で生活している人にはあまり感じにくい出来事があります。
そして小笠原諸島や伊豆諸島などの離島は、船舶は生活にとって欠かせない乗り物です。
さらに海上交通で大活躍している高速船は、海上を飛ぶように進行する飛行機です。
一定のスピードに達すると船体が海面上に浮上するチャレンジャーな生き物です。
目次
高速船の基礎知識について
高速船は、高速で航行できる船舶です。
大きな特徴は、海上で高速で走行できる船舶です。
短時間で離島を結ぶ事ができます。
●水中翼船…船体の下に翼を持った船舶です。
翼の全体が完全に水中にあるタイプと翼の1部が海面から出ているタイプがあります。
常に水中にある後部の水中翼前方から吸い込んだ海水を船体後部から噴き出す形です。
●ウォータージェット推進…ウォータージェットは、高速で安定する高速の推進方法です。
吸い込んだ海水をガスタービンによる高圧ポンプで圧縮して、後方へ噴き出して前します。
別名は、ハイドロジェット推進です。
航空機のジェットエンジンと同様な仕組みです。
高速船の利用について
基本的に水中翼船は、強力なガスタービンエンジンを利用した
ウォータージェット推進が使用されています。
水中の翼が生み出す揚力で船体を持ち上げて、船底を海面から切り離す事で水の抵抗を少なくします。
空気中で飛行機の翼が揚力を生み出すように、水中にある翼も前進する事で
上面に速い水の流れを作り出して、翼の下面との圧力差によって揚力を生み出します。
しかし水中翼が船体を浮かせる程の揚力を得る為には十分な速度が必要です。
基本的に水中翼船は、強力なガスタービンエンジンを利用した
ウォータージェット推進が使用されています。