【就活】デジタル治療【業界研究】
2014年、医療品医療機器等法(薬機法です)が改正しました。
そして病気の予防、診断、治療を目的としたソフトウェアを医療機器として承認されました。
具体例は、医療アプリです。
スマートフォンにインストールしたアプリを通じて、患者が利用して行動変容を促進できます。
つまり、治療効果を高めやすくする事が可能です。
さらに2020年、日本でニコチン依存症治療アプリは承認されました。
2022年、日本で高血圧治療アプリが承認されました。
目次
デジタル治療について
デジタル治療は、デジタル技術で疾病の予防・診断・治療を支援するソフトウェアです。
主に患者のスマートフォンやタブレットなどにアプリをインストールして
治療に役立てるサービスです。
別名は、DTxです。
DTxは、Digital Therapeuticsの略語です。
①医師が治療前の患者に対して診断・治療・必要な薬の処方などに対応できます。
②医師が治療アプリを通じて、診断データを入力します。
③治療アプリで治療前の患者の生活習慣や変容の情報を確認できます。
④治療前の患者情報を治療アプリを通じて、入力します。
最終的に治療アプリ(医師による行動変容促進です)によって、
治療後の患者が病気予防や病気改善などに期待できます。
最近は、オンライン診断が増加しています。
患者がスマホで表示された課題に応じる事によって診断に利用されています。
ウエアラブル端末のデータをAI(人工知能です)で解析して
医師の治療をサポートする研究も進行しています。
ちなみに2010年、アメリカ合衆国で
2型糖尿病治療アプリが承認されてデジタル治療が普及しました。
●オンライン診断は、スマホアプリで患者の精神状態や
子どもの行動障害などを診断できます。
●ウェアラブルコンピュータは、装着や着用できるデジタル機器です。
端末から得られた脈拍、活動量、睡眠などを治療データとして活用できます。
主なデジタル治療企業について
①株式会社CureApp
ニコチン依存症治療アプリ『CureApp SC』、
慶應義塾大学医学部と共に共同開発して公開しました(保険適用しました)。
高血圧治療アプリ『CureApp(キュア・アップです)』、
自治医科大学附属病院と共に共同開発・臨床研究して公開しました。
非アルコール性脂肪肝炎治療アプリ(NASHです)、
東京大学医学部附属病院と共に臨床研究しています。
②テルモ株式会社
血糖値管理アプリ『メディセーフデータシェア』、
株式会社MICINと共に共同開発して公開しました。
③サスメド株式会社
不眠症治療アプリ、久留米大学と共に共同開発しています。
乳がん患者向けアプリ、国立がん研究センターと共に共同開発しています。
認知行動療法アプリ、名古屋市立大学と共に共同開発しています。
④田辺三菱製薬株式会社
こころアプリ、京都大学、
国立精神・神経医療研究センターと共に共同開発しています。
⑤アステラス製薬株式会社
糖尿病治療アプリ『BlueStar』、
ヘルスケアテクノロジー企業『WellDoc』と共に臨床試験しています。
⑥塩野義製薬株式会社
デジタル治療アプリ『AKL-T01』、
自閉スペクトラム症向けデジタル治療アプリ『AKL-T02』、
医療テクノロジー企業『Akili Interactive Labs』と共に臨床試験しています。
⑦大塚製薬株式会社
認知療法アプリ『CT-152』、
DTx企業『Click Therapeutics』と共にグローバルライセンス契約をしました。