自動改札機の基礎知識【初心者講座~上級者講座】

大量の乗客をスムーズに通過できる自動改札機は、

以前の鉄道は、窓口で切符を購入して、改札で駅員さんに乗車券を切っていました。

しかし、乗客数が増えていくと改札口の自動化や高速化が求められるようになってきました。

そして1960年頃、世界初の自動改札機が日本で開発されました。

ちなみに世界初の自動改札機は、定期券専用タイプです。

目次

自動改札機の基礎知識について

自動改札口は、乗車券とICカードの両方に対応した改札機です(改札業務の自動化です)。

大きな特徴は、改札の混雑を緩和する為に開発されました。

現代は、乗車券に磁気情報が記載されるようになっています。

そして、非感触ICカードが大きく普及する事によって、

利用者に負担をかけにくく、素早く改札が行えるようになりました。

最近は鉄道、空港、オフィスビル、博物館などに採用されています。

さらに、利用者が改札を通りすぎるわずかな時間の間に、

自動改札機は様々な情報の処理を行っています。

 

●非感触ICカード…集積回路を組み込んだカードです。

別名は、ICカードです。

改札機にタッチするだけで改札を行えます。

携帯電話やスマートフォンに対応したタイプもあります。

具体例はICOCA、Suica、PASMOなどです。

 

●リーダー・ライター…データを読み取ったり書き込んだりする機械です。

アンテナとコントロール基盤から構成されています。

 

●専用自動改札機…ICカードだけに対応した改札機です。

自動改札機の使い方について

①最も手前に乗車券の投入口があって、投入口に入れられた乗車券は、

いくつものローラで輸送されて磁気情報を読み取ります。

②乗車券が不正なモノではなく金額の不足がない場合は、ドアが開きます。

ちなみに乗り継ぎなどで続けて乗車券が使用される場合は、取出口から乗車券が返却されます。

複数の乗車券を重ねて投入した場合は、自動的に乗車券を並べて輸送する事ができます。

専用自動改札機について

①自動改札機側のリーダー・ライターにICカードが接近すると、ICカードの検出が行われます。

②お互いの認証が行われます。

③相互認証後、ICカードの情報は駅の事務所などに設置されているサーバーに接続されて、

IDや利用状況などの情報のやり取りを行います。

④搭乗口や時間などの情報をICカードへ書き込みます。

⑤駅のサーバーにある場所は、鉄道会社が保管する重要なサーバーへと送られて蓄積されます。

⑥乗車券が不正なモノではない場合は、ドアが開きます。

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