第162回芥川龍之介賞・直木三十五賞【古川真人さん、川越宗一さん】

2020年01月15日、『第162回芥川龍之介賞・直木三十五賞』選考会が、

東京都内にある築地・新喜楽で開催しました。

そして、小説家として活動している古川真人さんが芥川龍之介賞

(作品名は、背高泡立草です)、

小説家として活動している川越宗一さんが直木賞(作品名は、熱源です)を受賞しました。

さらに古川真人さんは、第48回新潮新人賞を受賞しました。

川越宗一さんは、第25回松本清張賞を受賞しました。

目次

第162回芥川龍之介賞・直木三十五賞について

芥川龍之介賞は、1935年に始動した新聞や雑誌に発表された

純文学短編作品の中から優れた作品に贈呈される賞です。

直木三十五賞は、1935年に始動した新聞・雑誌・単行本に発表された

短編作品や長編作品の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈呈される賞です。

主催者は公益財団法人日本文学振興会、株式会社文藝春秋などです。

そして基本的には芥川龍之介賞が無名作家や新進作家が対象、

直木三十五賞が無名作家・新進作家・中堅作家が対象です。

 

古川真人さんは、『今の気持ちは、2016年に新潮で新人賞を取って、それで、

初めて担当編集の方と打ち合わせというのをする機会があったんですけど、

その時に打ち合わせが終わって、帰りの地下鉄に向かう時につくづく思ったのが、俺、

これからどうなっちゃうんだろうっていうのと、後もう1個が、

なんでこうなっちゃったんだろう、みたいな、特に悪い意味じゃなくて、

自分が急にとんでもない場所に出て行ってるというか、

そういう気持ちっていうのを覚えたっていうのがありまして、

自分が急にとんでもない場所に出て行ってるというか、

そういう気持ちっていうのを覚えたっていうのがありまして、

今もやっぱり気持ちとしては、なんでこうなっちゃったんだろうとか、あるいは、

俺はこれからどうなっちゃうんだろう、みたいな、そういうのが率直に浮かんだ気持ちです、

まだ具体的にこうだっていうのはないんですけれども、やはり島から出てみたい、

あるいは島の事だけを繰り返し繰り返しずっと書くと、ていうか、今もう既にして

繰り返し繰り返し書いちゃってるわけなんですけど、あまりそれを続けると手癖っていうか、

自分自身の中で今まで触れてこなかったモノや触れたくなかったモノみたいなモノを無視して、

自分に取って1番書きやすいモノを延々書いてしまうのではなかろうかと思いまして、

それがやはり自分は恐れる訳です、だから、もし今後書くんだとしたら、

自分にとって不慣れなモノというか、自分にとって全く未知の他者が現れるようなモノを

書いていく事にしようと思っております』というコメントを寄せました。

 

川越宗一さんは、『凄い現実感がないというか、今もちょっと信じられない気持ちが

どこかにありまして、最終候補になりましたっていうご連絡頂いた時も、

いわゆる昔のどっきりカメラみたいなモノじゃないかなと思ったんですけど、

ちょっとまだその気分が抜けなくて、どんどん、どっきりが進行しているような、

ハラハラしている感じです、今まで世間にあまり知られていない事だったとは思うので、

それが世に広まるきっかけに、もし僕の作品がなるのであれば、

それはとても光栄には思います、と同時に、小説ですので、やはりフィクションで、

虚構であったりとか、僕が考えた想像とかも入っています、なんだろうな、勿論、

正しい記録とか、きちんとした経緯というのを調べられたいという人がもしいたら、

多分それに応えられるような資料であったり、情報というのは、日本という国は凄く容易に

アクセスできると思うんですよね、図書館とかありますし、あるいはもう学校の論文とか、

大学の論文とかもネットとか見れますから』というコメントを寄せました。

 

第162回芥川龍之介賞の候補作について

候補者 作品名
古川真人さん 背高泡立草
木村友祐さん 幼な子の聖戦
高尾長良さん 音に聞く
千葉雅也さん デッドライン
乗代雄介さん 最高の任務

 

第162回直木三十五賞の候補作について

候補者 作品名
川越宗一さん 熱源
小川哲さん 嘘と聖典
呉勝浩さん スワン
誉田哲也さん 背中の蜘蛛
湊かなえさん 落日

 

私は、不慣れなモノほど価値があると思っています。

慣れは恐怖を生みます。

それは、考える事を放棄しやすくなるからです。

あまり慣れていない事をするよりも得意な事をした方が良いですが、

いつかはマンネリ化が起きてしまいます。

得意な事と好きな事は違います、両立できてはじめて開花されます。

古川真人さんについて

【参考画像】

※古川真人さんの作品です。

項目 主な内容
氏名 非公開です。
生年月日 1988年07月29日
年齢 31歳です。
職種 小説家です。
出身地 福岡県
所属先 非公開です。

川越宗一さんについて

【参考画像】

※川越宗一さんの作品です。

項目 主な内容
氏名 非公開です。
生年 1978年
年齢 41歳です。
職種 小説家です。
出身地 大阪府
所属先 非公開です。

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