【定期テスト対策】江戸時代・黒船来航・ペリー・安政の大獄・井伊直弼・尊王攘夷運動・大政奉還・王政復古の大号令・戊辰戦争・五箇条の御誓文・版籍奉還・廃藩置県・歴史【高校入試】
目次
江戸時代後期について
江戸時代は、大名や農民の統制が重視されていました。
19世紀初期、イギリス船やロシア船が日本周辺に出没しました。
●黒船来航…1853年にペリーが浦賀に来航しました(日本との開国を要求してきました)。
●ペリー…アメリカ合衆国海軍の軍人です。
●日米和親条約…1854年に江戸幕府とアメリカ合衆国が終結した条約です。
別名は、神奈川条約です。
下田(静岡県です)と函館(北海道です)を開港しました。
●日米修好通商条約…1858年に日本とアメリカ合衆国が終結した通商条約です。
別名は、ハリス条約です。
神奈川県、長崎県、新潟県、兵庫県、大阪府、東京都などの主要港を開港して開国が実現しました。
不平等条約も追加で認可しました(領事裁判権を認めて、関税自主権がない事です)。
●領事裁判権…外国人が在留国で本国の領事による裁判を受ける権利です。
これは、外国人が日本で罪を犯した時に外国の法律や裁判で裁く事です。
別名は、治外法権です。
●関税自主権…国家が輸入品に対して自主的に関税を決められる権利です。
関税自主権がない事は、日本が輸入品に関して関税が決められない事です。
☆開国後の日本の影響☆
●尊王攘夷運動…国家(天皇です)を尊敬して侵略者(外国人です)を排除する思想です。
井伊直弼さんが朝廷の許可を得ないまま、日米修好通商条約を調印した事で反発者が続出しました。
●安政の大獄…1858年〜1859年に江戸幕府が行った弾圧策です。
これは江戸幕府は、勅令を得ない状態で日米修好通商条約を調印した事に対して反抗する者を弾圧した事件です。
主に尊皇攘夷派(天皇派です)の大名や志士などが弾圧されました。
●井伊直弼…幕末の大老です。
日米修好通商条約を調印して、開国や近代化の道を断行しました。
●桜田門外の変…1860年に強権を振る舞った井伊直弼さんを暗殺した事件です。
●下関事件…1863年・1864年に長州藩と列強四国(イギリス・フランス・オランダ・アメリカ合衆国です)
との間で起きた砲撃事件です。
先進的な海外技術によって、薩長(薩摩藩と長州藩です)に大きな影響を与えました。
その後、イギリス支援による軍備強化を行いながら倒幕運動に発展していきました。
対抗した江戸幕府は、フランス支援によって軍備強化を行いました。
●薩長同盟…1866年に長州藩と薩摩藩が結んだ軍事目的の密約です。
坂本龍馬を仲介して、対立関係の薩長を実利で結びました。
倒幕の進展が進行した大きな出来事です。
●坂本龍馬…攘夷派の志士です。
近代的な株式会社組織である海援隊の創設者、倒幕や明治維新に大きな影響を与えました。
●大政奉還…1867年に徳川慶喜さんが政権を朝廷に返上しました。
●徳川慶喜…江戸幕府第15代将軍です。
●王政復古の大号令…天皇親政への発布です。
武家政治を廃止して君主政体を確立しました。
そして岩倉具視さんは、明治政府の実質的権力を握る予定の徳川慶喜さんから実権を奪う為に起きたクーデタ事件です。
●岩倉具視…公家や政治家です。
明治時代では、右大臣に就任して廃藩置県を断行しました。
●戊辰戦争…1868年〜1869年に起きた新政府軍と旧幕府軍による内戦です。
新政府軍が勝利して、幕府勢力が途絶えました。
明治時代前期について
明治時代は、薩摩藩(鹿児島県です)と長州藩(山口県です)の出身者が実権を握った時代です。
新政府が樹立して、首都は東京都に決定しました。
明治政府は、中央集権国家体制(統治権が国家機関に集中している体制です)へ目指しました。
●五箇条の御誓文…1868年に第122代天皇である明治天皇が新政府の方針を発表しました。
●五榜の掲示…1868年に太政官が立てた5つの高札です(禁止令です)。
●版籍奉還…1869年に開始した全国の藩が所有していた土地と人民を朝廷に返還した政治改革です。
●廃藩置県…1871年に開始した藩を廃止して、地方統合目的で府と県を設置した行政改革です。
●四民平等…江戸時代の身分制度(士農工商です)を廃止した新身分制度です。
華族(貴族階級です)、士族(旧武士階級です)、平民(一般民衆です)として新たに創設されました。
●太政官…政府の最高官庁です。
●正院…太政官の最高官庁です。
●左院…立法機関です。
●右院…行政機関です。
☆正院内の機関についてです☆
●太政大臣…太政官の長官です。
●左大臣…朝廷の最高機関です。
●右大臣…朝廷の最高機関です。
●参議…朝廷の最高機関です。
☆右院内の機関についてです☆
●神祇官…神道機関です。
●大蔵省…財政機関です。
●外務省…外交機関です。
●宮内省…皇室機関です。
●司法省…法律機関です。
●兵部省…軍事機関です。
●文部省…教育機関です。
●工部省…産業機関です。>