かつらとウィッグについて
髪全体を包み込むファッション・アイテムが天から降ってきました。
地肌から頭髪が生えている魔法のウィッグは、
生え際からつむじまで細かく再現性が高いモノが多いです。
髪の薄くなった箇所や髪全体などにフィットする鬘は、おしゃれ用や医療用等があります。
ナチュラルなボリューム感と好みの髪型にフォルムチェンジする事ができます。
理想的なヘアスタイルへ導いてくれます。
目次
かつらとウィッグについて
鬘は、頭部にかぶせてもともとある頭髪を補う為に使用する人工髪です。
別名はウィッグ、かずら、かづらなどです。
基本的に変装目的や社会的な偏見への対策などの効果があります。
そして、別の髪型として見せる目的としても利用されています。
頭髪関係の雑貨として分類されているので、医薬部外品や化粧品の分類には属しません。
さらにかつらは、発毛の障害を受けにくいです。
しかし、着用部分の皮膚温が高くなって発汗作用の影響が生じる場合があります。
鬘の使用後は、毎日頭皮の洗髪をする必要があります。
ちなみにかつら本体は、定期的に洗浄しましょう(目安は1週間程度です)。
主なかつらとウィッグの種類についてです。
●前頭用…頭全体向けのフルウィッグです。
特に全体的に頭髪の薄い人や多発性円形脱毛症の患者向けの鬘です。
●部分用…頭の部分向けのポイントウィッグです。
特に限定的な頭髪の薄い人や脱毛部分がある人向けの鬘です。
主なかつらとウィッグの素材についてです。
●人毛…耐久性が高い素材です。
●ポリエスレン…防寒性が高い素材です。
●ポリウレタン…伸縮性が高い素材です。
●シリコン…通気性が高い素材です。
主なかつらとウィッグの種類について
●フルウィッグ…頭全体向けのかつらです。
【参考画像】
●ポイントウィッグ…部分向けのかつらです。
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●コスチュームウィッグ…コスプレ向けのかつらです。
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●ミディアムウィッグ…小顔効果に期待できるかつらです。
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●ショートウィッグ…人毛のかつらです。
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●ストレートウィッグ…長髪効果に期待できるかつらです。
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●ボブウィッグ…耐熱性があるかつらです。
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●仮装ウィッグ…ハロウィン向けのかつらです。
【参考画像】
かつらとウィッグの歴史について
古代文明時代、ファッション要素や脱毛対策として利用されてきました。
日本の場合は、古代頭飾具である蔓草を頭に掛ける習俗がありました。
室町時代、能楽の面や扮装用として使用されました。
その後、歌舞伎や演技向けの装身具(工具品です)として発展していきました。
16世紀、シラミやノミが流行して、衛生対策手段である地毛の頭髪を短く剃って人毛を編んだ鬘が使用されました。
シラミは、血液や体液を吸う寄生生物です。
ノミは、体液や血液を吸う外部寄生生物です。
18世紀、正装の1部としてかつらが着用されるようになりました。
20世紀、テレビ番組や舞台演劇などで芸能人が役作りに使用されました。
21世紀、おしゃれ目的として鬘を利用する人が増えていきました。
現在は、製作技術が向上して仮装用や変装用などのバラエティ要素がある鬘が人気です。
ハロウィン時期に爆発的に仮装への需要度が高まる傾向があります(ハロウィン効果です)。
かつらとウィッグのサイズについて
●頭周…両耳の上部分を基準にして周辺部分を測った値です。
日本の主なかつらとウィッグのサイズ表についてです(参考値です)。
サイズ | 頭周 |
---|---|
SSサイズ | 約51.0㎝~約53.0㎝ |
Sサイズ | 約53.0㎝~約55.0㎝ |
Mサイズ | 約55.0㎝~約57.0㎝ |
Lサイズ | 約57.0㎝~約59.0㎝ |
LLサイズ | 約59.0㎝~約61.0㎝ |