新型インフルエンザウイルスについて【初心者講座~上級者講座】

目に見えない微生物たちが大量発生しています。

しかし、ほとんどの小さな生物は病気に直結する可能性が低いです。

インフルエンザウイルスは、ウイルスの中で病気を呼び起こす不思議な力があります。

特に悪質なウイルスは、細胞の中に入り込んで複製していきます。

コピー機をたくさん用意して増殖していく事でインフルエンザウイルスは繁栄していきます。

新型インフルエンザの予防をする為には、コピー機の電源を切る事が大切です。

目次

新型インフルエンザウイルスについて

新型インフルエンザは、インフルエンザの上位互換です。

流行しているインフルエンザの中で異質な特徴を持ったインフルエンザです。

今までに人が出会った事がない新種のウイルスなので、

インフルエンザに対してかかりにくい人もかかりやすくなる恐ろしい病原体です。

そして、誰も免疫能力を持っていないウイルスとして流行すると

短期間で広がっていきます(大流行です)。

1918年~1919年、アメリカ合衆国で発症したスペイン風邪が代表的な新型インフルエンザです。

主な病原体は、A型インフルエンザです(H1N1亜型です)。

世界中で約8000万人の命を奪った伝説の新型インフルエンザ事件です。

第1次世界大戦中に起きて、日本は大正時代です。

当時は、スペイン・インフルエンザの死者数が約4000万人~約8000万人、

第1次世界大戦の戦死者数が約1000万人規模です。

ちなみに当時の世界人口は、20億人です。

ちなみにインフルエンザは、感染症です。

新型インフルエンザの効果について

基本的にウイルスは、感染する動物が決まっています(宿主動物です)。

しかしインフルエンザは、様々な動物に感染していきます(人獣共通感染症です)。

各動物によって感染しやすいインフルエンザや感染しにくいインフルエンザがあります。

大量発生した新型インフルエンザの場合は、異例の繁殖があるので人間に悪影響を及ぼしやすいです。

ウイルスの数が増殖すると感染しやすい環境になりやすくなるからです。

人に感染して、人から人へ感染していくので恐ろしい病を引き起こす可能性があります。

鳥インフルエンザの脅威について

鳥に感染する鳥インフルエンザウイルスが、人間に移る可能性があります。

基本的に鳥の体温は、約42度です。

しかし、人の鼻や喉周辺の温度は約33度です。

ウイルスが繁殖しやすい温度になりやすくなります。

インフルエンザウイルスは、

変身をしていくので人間の体内に感染しやすくなる可能性が鳥よりも高くなります。

鳥インフルエンザから人インフルエンザに変身します。

そして新型インフルエンザは、元々別のインフルエンザウイルスが病原体でしたが、

人の間で流行した事がないウイルスなので免疫力や抵抗力が持っていません。

さらに、ほとんどの人が感染していく事によって大流行を起こすようになります。

新型インフルエンザの代表例であるスペイン風邪も鳥インフルエンザの変化によって起きました。

 

ちなみに鳥インフルエンザから新型インフルエンザになるまでの主な手順は、

①鳥に適したインフルエンザウイルス

②接触や糞などによって鳥から鳥に感染します

③たまに人に感染する事があります

④人から人への感染をしていきます

⑤インフルエンザ大流行に発展します

⑥新型インフルエンザが確認されます。

免疫力について

免疫は、人の体の外部からやってくる病原体から守ってくれる機能です。

血液内にある白血球が体を守る為に必要な役割を担っています。

そして白血球は、血液によって運ばれていきます。

血液は、赤血球、白血球、血小板、血しょうから成り立っています。

 

病原体を駆除する主な仕組みについて

①好中球が体に入ってきた病原体を見つて駆除していきます。

②マクロファージが病原体を取り込んで分解して、病原体の情報をリンパ球に伝達します。

③リンパ球はマクロファージからの病原体情報を記憶して、

同系の病原体が侵入してきた際に駆除がしやすいように記録化して駆除していきます。

ちなみにリンパ球は、キラーT細胞、ヘルパーT細胞、B細胞の3つ種類の細胞から成り立っています。

 

ヘルパーT細胞…免疫器官の司令塔です。

病原体が入ってきた時に過去の病原体情報を照らし合わせてキラーT細胞とB細胞に駆除を依頼します。

キラーT細胞…感染した細胞を見つけて駆除していきます。

ヘルパーT細胞からの駆除要請を受けます。

B細胞…病原体に適した抗体(駆除用品です)を作りだして駆除していきます。

ヘルパーT細胞からの駆除要請を受けます。

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